第8回読書会レポート⑤ | 寺田真理子オフィシャルブログ

第8回読書会レポート⑤

第8回読書会レポート①

第8回読書会レポート②

第8回読書会レポート③

第8回読書会レポート④

のつづきです。

 

 

 

58ページの「スタッフに自信を与える」という話では、『翻訳家になるための7つのステップ』70ページの「自信が持てない?」という話をさせていただきました。自信が持てない女性が多く、何か目標を達成できても、自分の実力ではなく運がよかっただけだと考えてしまう「インポスター症候群」に触れています。

 

 

 女性のほうが自信を持ちづらいということが実際に当てはまるかどうか、男性の参加者に伺ってみたところ、編集者の方からは、女性のほうが校正など腰を据えて取り組めるし、編集に向いているのではないかというお話がありました。実力を発揮できる環境なのではと考えているそうです。もちろん、腰を据えて取り組む仕事だけではなく、押しの強さが必要な場面もあったりするので、そこはチームワークで補っているとのことです。

 

介護については、女性のほうが利用者の方の小さな変化にも気づくし、向いているという意見がありました。だけどその女性本人にとっては当たり前すぎて、「こんなことはたいしたことではない」と、その価値に気づいていないそうです。むしろできないことのほうに「できない」と焦点を当ててしまっているようです。それぞれ得意な部分が全然違うので、やはりチームワークで対応されているとのことでした。