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目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

海外・日本のお酒に関する情報、主催するイベントやセミナーなどをご紹介。
国内外のおすすめのBARや、レストラン、リカーショップもアップしていきます。

テキーラツアー2日目は🇲🇽🚂 日本初企画!?
ついに “Tequila Express” に乗車!!


昨年から運行開始した、サウザ社が運営するテキーラ列車に、ついにツアーメンバーと一緒に乗ってきました。

まずは、朝8時15分にホテルロビーに集合して、Uberで商工会議所へ。

事前に担当者の連絡先をいただいていたので、受付で名前を伝えてチェックイン。

申し込みしたクラスの、リストバンドをつけてもらいます。


商工会議所には、テキーラエクスプレスの看板もあります。

専用バスで、グアダラハラの駅まで移動。

男女の列に分かれてセキュリティチェックをしてから、決められたクラスの車両に乗り込みます。

駅に到着した瞬間からワクワクが止まらない…!

クラシックな車両に揺られながら、テキーラのふるさとへ向かう贅沢な旅。

日本からの公式企画としてはおそらく初!
長年続けてきたテキーラの旅で、また一つ夢が叶いました!


行き帰りの車内は、なんと…
テキーラ飲み放題!!!

オルニートス、トレスジェネレーションをはじめ、
パロマ、バタンガ、サングリータ、
ストレートにロックまで自由自在。
ビールとスナックまで付いていて最高。

オルニートスクッション可愛い🩷



窓の外には、世界遺産のアガベ畑が広がり、
優雅なソファ席やバーは好きなように利用OK。
みんなでワイワイ楽しんでいたら、
あっという間の2時間でした。

テキーラを知る旅が、もっと好きになる列車🚂💛
これぞ、テキーラの故郷ならではの特別体験!

《ファーストクラス/バー車両スケジュール》
09:00 グアダラハラ商工会議所にて受付
09:30 鉄道駅へ向けてバスにて出発
10:30 テキーラに向けて列車出発
12:30 テキーラ到着後、バスにてアガベ畑へ移動。
13:00 カサ・サウザのアガベ畑に到着。アガベの収穫とイフエロ植え付けのデモンストレーション。
13:45 「ラ・コンスタンシア」熟成庫の見学。
14:15 サウザ蒸留所「ラ・ペルセベランシア」テキーラ製造工場の見学。
15:00 ウェルカム・カンタリート
15:15 キンタ・サウザにて昼食。
15:30 「エスタンパス・デ・メヒコ」ショー鑑賞。
16:45 テキーラ中心街の見学。
17:45 テキーラ駅へ向かうバスに乗車。
18:30 列車に乗車。
19:00 グアダラハラへ向けて列車出発。
21:00 グアダラハラ到着。
※希望者はグアダラハラ商工会議所までバス移動後解散。
フレゴン蒸留所ツアーレポート|Tequila FREGÓN(アランダス)
── タオナ × ディフューザー × OEM × アガベ総合工場。ロス・アルトスの“次世代代表格”へ 

今回訪れたのは、ハリスコ州ロス・アルトス地方・アランダスにあるFREGÓN(フレゴン)蒸留所。

3月のFOODEXで出会い、日本に来るたびに交流してきたルイス(ファミリービジネスとしてテキーラ FREGÓN を手がける日本の担当者)のアテンドで、いよいよ日本で発売開始という嬉しいタイミングで、念願の蒸留所見学に行ってきました。


アガベシロップを原点に持ち、2017年にテキーラ製造を本格始動。
現在は テキーラ/メスカル/ライシージャのOEM生産 に対応し、
さらにアガベシロップ、イヌリンパウダーの工場まで併設する、総合アガベ企業として急成長しています。

今回は、その 3つの工場すべてを見学できるという貴重なツアー。
案内してくれたのは、ルビーさんとマルコスさん。
設備思想からアガベの取り扱い、発酵管理まで、丁寧に説明してくれました。

① ディフューザーライン
広々とした工場内で、効率と衛生管理の徹底ぶりが際立つライン。
アガベジュースの抽出工程としては、収穫したアガベを加熱しないで粉砕し、約4時間でアガベ糖分を抽出し、残った繊維は 肥料・ボイラー燃料に再利用しています。
高圧の熱湯をかけて搾汁することで発酵に適した 24〜34℃ まで温度を調整します。
発酵は、 Propagadoresに10%のジュース+酵母を入れ、酵母を先に活性化。
その後、メインの発酵タンクに戻して発酵をスタートします。


発酵中のアガベジュースを3種に分けて管理:
Fresh
Active
Dead
これらを必要に応じてブレンドし、香味と発酵スピードを安定させる技術が印象的でした。

連続式蒸留
蒸留設備は、これまで見てきた中でも特にユニーク。
一度目の蒸留後、独自のコンデンサーを通して冷却
その後2回目の蒸留へ。使うのは ハートの部分のみで、ヘッドとテールは再利用せずに破棄します。
ディフューザーラインでここまで丁寧に品質を守る蒸留所は珍しく、革新的な技術が目立っていました。


②タオナライン
テキーラ蒸留所では極めて珍しい“2基同時稼働”
フレゴンの象徴的存在とも言えるタオナ。なんと、2連の石が一緒に搾汁をしています。
私はこの設備を初めてみましたが、蒸留所の独自の技術のようです。

まずは、40トンのマンポステリアに 20トンのみ投入(余裕を持たせ均一に加熱)。24時間蒸し → 24時間休ませ → 8時間かけて窯を開ける。
最初のビナサスは使わない徹底した管理。

 発酵槽も珍しく、外側がステンレスで内側がパインツリーの木製になっています。
木桶は使用しない日には ライムを塗って保護し、使う際に全て高圧洗浄でクリーンに保っています。
※タオナ側は 繊維(バガス)を入れない発酵

下:ステンレス、上:銅製、というハイブリッド構造の単式蒸留器で2回蒸留しています。

樽熟成の工程では、大型蒸留所では珍しく、“ピポン(巨大タンク)を使っていないのも驚きました。
フレゴンの樽熟成は、他の大規模蒸留所と大きく違う点があります。
樽は驚くほど 美しく整列しており、貯蔵庫の景色が圧巻。
丁寧に樽熟成を行う姿勢が伝わり、アランダスの気候の中で落ち着いた熟成が期待できます。


OEMでどちらもラインも自由に選択できるようになっているため、ディフューザー × タオナの“ブレンド製法”が、唯一無二の味わいを生んでいます。

ディフューザー:クリアでフレッシュな味わい
タオナ:深み・甘み・ファイバー感

この2つを、最適な比率でブレンドして仕上げるのがフレゴン流。
結果として、
「飲みやすいのに個性がある」
「アガベ感がしっかりありつつ上品」
というバランスのよいテキーラになるのが特徴。

また、蒸留所の雰囲気も大事だと考えているので、個人的な考えとして「いいテキーラは“いい現場”から生まれる」と思います。

私か、約100ヵ所の蒸留所を訪れて強く感じる3つのポイント:

① 働く人の表情
みんな笑顔で、動きに無理がない。大切にされている環境。

② 蒸留所の香り
発酵も蒸留もアガベも“いい匂い”。これは品質の証明。

③ 清潔さ
床・タンク・発酵槽・周囲の環境まで徹底的にクリーン。

フレゴンは、この3つ全てが突出していました。

そして何より──蒸留所の食事が本当においしい!
フレゴンでは、到着してすぐ朝ごはん、そして見学後にランチを用意してくれるというおもてなし。
しかも、シェフが自ら挨拶に来てくれるという温かさでした。

特に感動したのが、 ソパ・デ・トルティージャ。
これまでメキシコで味わってきた中で、「もしかして一番かも…?」と思うほどの美味しさで、蒸留所の空気の中で食べる料理は、忘れられない思い出になりました。

◎フレゴン蒸留所は有料ツアーも開催中!◎
一般向けの有料ツアーも行っているので、見学したい人は 公式HPから予約が可能です。
Tequila FREGÓN公式HP

最後に──来年のツアーでは、みんなでもう一度訪れたい。


今回の見学で、フレゴンの技術・設備・人・雰囲気・料理のすべて に惚れ込みました。

来年のテキーラツアーでは、ぜひテキーラ好きの方がと共有したく、また日本からのお客様と再訪したい。
そう思える、特別な蒸留所でした。
🇲🇽✨ アガベ畑のど真ん中で体験した、特別なバードデモンストレーション
日本初上陸したばかりのテキーラ FREGON(フレゴン) がサポートしている猛禽類レスキュー団体 Raptor Behavior(ラプタービヘイビア)。
今回のメキシコ滞在中、その活動を実際に見学する、とても貴重な機会をいただきました。

しかも場所は、どこまでも続くアガベ畑のど真ん中。
広い空と青いアガベが広がる大地で、私たちのためだけに、団体の代表Ernesto Gamizさんが、特別デモンストレーションを開催してくれました。

Raptor Behaviorは、家族で運営する猛禽類保護団体です。
事故に遭った鳥や、密猟の被害を受けた鳥を保護し、治療やリハビリを行ったり、学校や地域で自然保護の大切さを伝える啓発活動を続けています。


彼らの活動は、テキーラFREGONと深くつながっており、FREGONの売上の一部は、猛禽類を守るための資金として寄付されています。
テキーラが“ただ美味しいだけの存在”ではなく、自然保全にもつながっている。
そんなストーリーにずっと興味を持っていました。

その想いが伝わったのか、
「本物を見てほしい」
と、今回の特別ツアーが実現。
蒸留所スタッフも総出で準備してくれた、とても温かい時間でした。

出会った3羽の仲間たち


🦉 梟:ラウール
🦅 鷲:マヤ
メキシコの国旗にも描かれている、まさに“国を象徴する鳥”。
🦅 鷹:チムエロ

3羽ともそれぞれ個性があり、みんな賢くて、愛情たっぷりに育てられているのが伝わりました。

テキーラを楽しむことが、自然保護につながる素晴らしさ。
私たちがFREGONを飲むこと、その売上の一部が猛禽類の保護につながっていく。
消費が応援になる——そんなポジティブな循環があることを知り、ますますこのブランドが好きになりました。

メキシコの自然、文化、人の温かさが融合した、忘れられない体験。
Raptor BehaviorとFREGONの活動にも、今後ますます注目していきたいと思います!
🇲🇽メキシコの朝は早い!
メキシコに着いて2日目は、6時に起きて仕事スタート、朝からオンラインミーティング!

ホテルのロビーがワーキングスペースになっていて、かなり使いやすい。


昨日行きそびれた Telcel に寄って、SIMをアクティブに。
以前eSIM も試してみたけど、高いしなかなかアクティブにならず…。

やっぱり物理 SIM にチェンジすることにしました。
日本のSIMカードの保管だけ気をつければ、これが一番お得!
1ヶ月分の使用量はだいたい300ペソくらい。SNSもメールもLINEも問題なし。

7月に買ったSIMをそのまま保管しておいて、メキシコについてから番号をアクティブにしてから、必要分をチャージしたらすぐ使えます!
万が一途中で切れても、コンビニでチャージできるから便利ですよ。

全て終わってから、スタバで pan de elote(パン・デ・エローテ/とうもろこしのパン) とカプチーノの朝ごはん☕🌽

ちなみに、スタバではよく「Yumi」が「Yummy」と書かれがちだけど、今日は一発で Yumi にしてくれた!嬉しい😂

公園を散歩して、OXXOで水を買って、午前のミッション完了。

街歩きが楽しくて、30分くらいはぐるぐるお散歩。


いつもは到着してすぐ予定を詰め込みがちだけど、
今回はあえてゆとりを持ったスケジュールにしたので、たっぷり寝て、時差ボケもすっかり解消✨

最近は「メキシコでは無理をし過ぎない」「余白の時間を大切にする」をテーマにしています。

そして、来年のメキシコスケジュールもすでに決定!(次は1月!)
全部を詰め込まない旅を目指して、引き続きグアダラハラ滞在楽しみます。
メキシコ人アーティストのナタリアDさんが、先日初開催したドン・キホーテ×死者の日のパーティーのレポートをYouTubeにアップしてくれました!



撮影は、メディアとインフルエンサーの方限定の1部の様子メインですが、一般のお客様にもご参加いただいた2部の時間もすごく盛り上がりました。
私は、忙しく後ろの方で働いてる姿メイン😂


余裕が全然なくてカトリーナ メイクもできなかったな…と、色々反省は残りますが…
来ていただいたお客様が楽しそうだったのが1番嬉しかった。
死者の日の文化、日本に根付いてきましたね!

そして、メキシコ大使館の紹介で出会ったナタリア。色んなイベントを一緒にやってきて、ドン・キホーテさんとの企画もできたらよいねって話している中での夢の実現。
嬉しかった。

来年も、また死者の日の時期に…
ぜひよろしくお願いします😆

それにしても、豪華なテキーララインナップでした!サポートいただきました輸入社の皆様も、本当にありがとうございました。

レポート動画はこちらから⬇️⬇️