ドン・キホーテ限定の「テキーラ・ドン・ラモン」と、アルマテラさんが輸入するアガベシロップを製造する巨大な蒸留所とボトリング施設を初めて訪問させていただきました。
案内してくれたのは、今年の「テキーラの日」イベントで来日してくれたクリスチャンさん。
テキーラとアガベシロップ、両方の製造工程を間近で学びました。
見学したポイントのまとめ⬇️⬇️
🥃 テキーラ製造ライン
・アガベは1日に20トン積載トラックを32台分使用
・糖化方法は2種類
①タンクで18時間蒸気加熱(不純物が少なくニュートラル)
②圧力釜で3時間(アロマティックな風味)
・自社開発の機械で90%の多糖類を単糖類に変換、発酵効率を向上
・発酵は36時間、水と酵母で8〜9度に調整、4時間ごとにチェック
・連続式蒸留:15万L/単式蒸留:12万L(いずれも55度)
・加水に使う水も蒸留所で検査・調整
・月間製造計画をボトリング15日前に確定し、ロットごとに検査
・ボトリング速度は1分で100本、液体のまま出荷や大型タンク輸送も可能
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🔷アガベシロップ製造ライン
・搾汁 → フィルタリング → 煮詰めてシロップ化
・原料アガベは登録されたものから、野生種など様々(オーガニック認証あり)
・輸出がメインで、カクテル用としても最近は人気
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産業的なインパクト
・昨年、メキシコで有名な歌手ルイス・ミゲル氏がオーナーとなり売上は倍増
• メキシコを代表する産業として、地域の雇用と経済を支える存在に
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テキーラもアガベシロップも、現場は圧倒されるほどのスケール感。
味や香りだけでなく、製造背景や技術革新まで知ると、グラスの中の一杯がもっと特別に感じられます✨
樽を縦に積むのもはじめて見たし、全てこの蒸留所のために開発された革新的な機械を使った効率化された製法にも驚きました。
タンクが並ぶ大量のテキーラ達も圧巻!!
大手のブランドの裏側も少し垣間見る事ができました。