蒸留所のはじまりの物語 – TIERRA COBRIZA | 目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

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昔むかし、テキーラは神々だけが口にできる聖なる飲み物でした。
それをつくっていたのは、この地に住む巨人たち。神々のためだけにアガベを育て、命を込めて醸していました。

やがて人間も、その香り高い一杯を望むようになります。
巨人たちは拒み、やがて両者は激しい戦いに──。
長い戦いの末、人間が勝利し、倒れた巨人の血が大地を染めました。
その色はやがて 「TIERRA COBRIZA(銅色の大地)」 と呼ばれ、この地だけで特別なアガベを育む源となったのです。


今も蒸留所の中庭には無数のカラベラが並び、頂には最後の巨人の像が立っています。
仲間たちの魂とともに、この地の誇りと伝統を見守り続けています。

📖 Story by 大作(蒸留所オーナー)
蒸留所をつくる時、このコンセプトとストーリーを考えたそうです。
もちろん神話や、この土地に語り継がれているものではありません。
でも、このストーリーを思い浮かべながら、この地に立つと、なんだか特別なことのように感じます。

素敵な物語だったので、日本語に訳して皆さんに共有してみました!