昨日は、仙台のretro Back Page で駐日ボリビア多民族国臨時代理大使のナタリア・サラサール・バルデラマ氏をゲストにお迎えし、ボリビアの伝統的な儀式である「パチャママの儀」の実演をしていただくという、貴重な機会に参加させていただきました。
先住民の信仰で、「パチャママ」は「母なる大地」 を意味し、アンデス文化で崇拝される神で、自然な豊穣を象徴し、その母なる大地に祈りをささげる儀式です。スタッフは、全員ボリビア🇧🇴の伝統的な衣装や民芸品を見に纏い参加。
毎月第一金曜日に家族や友人が集まり、みんなで感謝の気持ちや願いを共有した後に、持ち寄った食事を楽しむ会という事で、私たちはもちろんボリビアの国民酒のシンガニをお供に。
パチャママへの供物は、アンデスの宇宙観にルーツを持つそうで、感謝と尊敬の意味を込めて、祭壇には食べ物や飲み物、キャンドル、お香、花、動物の像、お金(レプリカ)、コカの葉(日本ではローリエで代用)などが用意されます。
それぞれを順番に説明しながら祭壇に並べて、1つ1つ願いを込めたシールが貼られた小さな袋を並べます。愛や家族、健康、食、仕事やお金、車、家などリアルなものも😂シールがないものは、好きな願いを選べます。
ひとりづつ、自分がいま求めている願いを選び祭壇に並べる作業はとても楽しい😃
最後に、大地に感謝してシンガニを1滴づつ垂らして、もう一度みんなで感謝の気持ちを伝え、手の平をお互いに向けてから、手を挙げて一斉に「ハヤヤ(Jallalla)」と唱えます。
本来なら、この後祭壇が燃え尽きるまで焼くそうですが、お店の中なので控えましたが、燃え尽きた祭壇を土に埋めるまでが一連の儀式になります。
毎月第一金曜日に家族や友人が集まり、みんなで感謝の気持ちや願いを共有した後に、持ち寄った食事を楽しむ会という事で、私たちはもちろんボリビアの国民酒のシンガニをお供に。
参加者の皆さんとシンガニでサルー!してからパーティーがスタート。
オリジナルカクテルをいただき、引き続きシンガニを堪能しました。
大使からの最後のメッセージは、シンガニはたんなる飲み物ではなく、ボランティアのアイデンティティが凝縮されたものであり、大地と人々を反映した姿そのものであり、シンガニの歴史や製造工程、文化などを知り、ボリビアにとってシンガニが重要なものだと知って欲しい。という想いでした。
私もいつかボリビアに行ってみたいと思います!
シンガニチームの皆さん、通訳のハビエルさん、そしてフレンドリーで素敵なナタリア大使、企画してくれた東北のお酒の魅力を発信する団体「Glass of TOHOKU」さん、ありがとうございました!
4月28日のラテンカリビアンカクテルパーティー仙台でも、引き続きシンガニを紹介していきますので、よろしくお願いします。