サスティナビリティと環境保護のための最新技術とテクノロジーを駆使してつくられた、新しい世代のテキーラ蒸留所。
ファナカトラン地域初のグリーンカンパニーを目指して😊
ファナカトラン蒸留所のオーナーのブルーノが、ファナカトラン地区に新しくMATERIA PRIMA蒸留所を建設中で、ぜひ意見が聞きたいと招待してくれました。
ファナカトラン地区は農家が多く、野菜や馬・牛を育てているのどかな場所。
故郷のファナカトランと、その地域の人に貢献したいという想いと、伝統的な製法を守りながらも、新しい世代の新しい価値観に合わせたテキーラをつくりたいと、元の蒸留所から独立して自分の蒸留所をつくることになりました。
ファナカトラン地域初のグリーンカンパニー(環境保護や公害防止などを考えて商品開発を行う企業)を目指しています。
コロナ禍で建設やプロジェクトが止まってしまっていたそうですが、やっと新たにスタートをしました。
広い敷地には、様々な種類のアガベやサボテンを植えて将来的にはボタニカルガーデンをつくるそう。
そのまわりには、アガベの搾りかすのバガスを使ってレンガをつくり、敷地を綺麗に囲み、ガーデンバーやテイスティングルームなども準備中です。
シンプルで風通しのよい施設の環境は前と変わらず、それぞれの機会は最新のものですが、レンガとコンクリートのアウトクラベで加熱して、最新の発酵槽で風土をいかしたいため自然発酵し、スレンレス製の蒸留器で2回蒸留をします。
マスターディスティラーはな 女性!!
クエルボなどで働いたキャリアをもつジェシカさんが、テキーラの味で1番大切にしているアガベは、もちろんファナカトラン地区の農家でつくられたもので、なんと30〜40度の糖度があるものを選んでいるそうです。
次のポイントは水。
その土地の水を使う事で、より土壌ならではの特徴を出します。
最近問題となっている、テキーラ製造に使われる水をそのまま捨ててしまう事による川や湖の汚染。
この蒸留所では、水のリサイクル設備を作り、最低3回はテキーラづくりに使える水をつくるようにしています。(将来的にはもっと)
大気汚染の防止のためのボイラーの開発、細かい作業が大変なボトリングをシステム化したり…
とにかく労働者と環境を考慮した素晴らしい蒸留所でした。
大企業のコマーシャライズされたブランドではなく、最新の技術を使いながらも、伝統的な製法で、シンプルで美味しいテキーラをつくりたい。
真っ直ぐに思いを伝えてくれるブルーノは、とても素敵でした。
弱冠37歳

新しいことを始めるのは本当に大変だと言っていたけど…
前向きに頑張っている姿を見て、すごく元気をもらったし、応援したいと思いました。
近々、蒸留名のついたオリジナルブランドもつくるそうです。今日はサンプルだけ試飲したけど、アガベの香りと甘みがしっかり。美味しかったです

ビジターセンターが完成したら、またファナカトランツアーが再開できたら嬉しいです😊