メキシコのテキーラのオフィシャル機関全国テキーラ産業会議所(CNIT)を知っていますか?
正式名は、Cámara Nacional de la Industria Tequilera /National Chamber of the Industry of Tequilaです。
1959年にテキーラ業界の利益を擁護するために、当初は地域テキーラ産業会議所(CRIT)として創設された業界団体です。
2021年現在、会員数67(蒸留所、7社の名誉会員を含む)を擁し、メキシコ政府関係機関、CRT(テキーラ規制委員会)と連携協力し、テキーラの原産地呼称及びテキーラ産業の保護・発展のためのプロモーション活動を国内外で積極的に展開しています。
CNITのイニシャティブにより、指定地域である181ヶ所の市町村でテキーラの原産地呼称制度による保護が確立し、世界中にテキーラが普及する重要な転機となりました。
2017年にCNIT(Cámara Nacional de la Industria Tequilera)を初訪問し、CNITの活動やテキーラの市場、そしてCNITから見た日本のテキーラマーケットなどの説明を聞いたり、珍しいテキーラの試飲をさせていただいたり、貴重な体験をさせていただきました。
2017年当時、CNITには140社のうち80%が登録していました。
年間2億7300リットルのテキーラが作られ、7万人がテキーラ関係の仕事をしているそうで、日本への輸出量は2016年で世界第5位。
2021年まで、市場は伸びていくと予想されていましたが、コロナ禍により予想は大きく外れてしまいました。
この時なかCNITで聞いた情報は、テキーラジャーナルによって日本でシェアしています。