御宿の知られざるメキシコ所縁の場所「ドン・ロドリゴ上陸の地」へ | 目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

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テキーラ仲間と日本🇯🇵とメキシコ🇲🇽の国交のルーツを辿る旅 in 御宿。
意外に知られていない、ドン・ロドリゴ上陸の地へ。
専用駐車場がなく、道路にポツンと看板があるだけなので、観光名所みたいに有名ではありませんが…
実は、ここの断崖が日本人とメキシコ人が、初めて出会った場所なんです。



看板横の細い通路を歩いて海に向かうと、柵の上から海岸を見ることができます。


400年前に想いを馳せながら…
これからも、メキシコとの有効な関係が続く事を願って。メキシコやテキーラのプロモーションにに携わる立場として、この場所にまた立つ事ができてよかった。

ちなみに、乾杯はボロボロ…
説明が書いてある石碑のまわりは草がボーボーで近寄れず。もう少し人が沢山訪れるようになれば、この場所も有名になるのか。ちょっと気になりました😭
今回、写真撮影には必ずメキシコの旗を持参😂
風が吹いていて、なかなか旗が綺麗に見えず…
この作業も楽しかった。

私たち以外は、地元の釣りしている人しかおらず。
御宿ビーチ⛱には、海水浴を楽しむ方々もいましたが、観光地としては閑散とした印象の御宿。
また、いつか町やビーチに賑わいが戻ってきて、メキシコとの交流イベントや、メキシコ関連の企画などができたら…と思います。


◆御宿とメキシコ🇲🇽の歴史◆
徳川家康の時代、一隻のガレオン船が御宿沖で座礁し、多数の乗組員が浜に漂着しました。
船名は「サン・フランシスコ号」。
フィリピンの臨時総督の任務を終えたドン・ロドリゴを長とする総数373名は、フィリピンからメキシコのアカプルコへ向かう途中でした。 

56名は亡くなってしまいましたが、残った317名は岩和田(現・御宿町)村民に救助されました。
この時、凍えた異国の遭難者を海女たちが素肌で温め蘇生させ、夫の着物や、食糧を惜しみなく提供したと伝えられ、その後修繕された船は無事アカプルコに到着しました。
これが日本とスペイン・メキシコの修好の契機となり、400年以上続く友好関係が続いています。