メキシコ で有名なルチャリブレ のマスクのデザインが人気のテキーラMUCHA LIGA(ムチャ・リガ)。
昨年蒸留所の場所が変わり、そろそろ新NOMのものが入荷することになりそうです。
テキーラを造るアガベアスルの生産地としては大きく2つのエリア、ハイランド(Los Altos)とローランド(Valle)がありますが、「ムチャ・リガ」はそのどちらにも属さない新しい地域で造られていました。
もともとは、初代オーナーのラウル氏を中心に、2007年にファナカトラン という土地に住む80家族の生活を守るために、アガベ農家 や蒸留所スタッフとして職を与えることで雇用を生み出し、地域が発展することを目的に蒸留所を造り、2008年から本格的にテキーラビジネスがはじまりました。
ファナカトランの地域は、標高1500メートルの場所にあり、日照時間や標高がアガベの生育にベストと考えられており、使い古されていない新しい土地のため土がフレッシュで栄養が蓄えられています。あまり手を加えず、自然に近いオーガニック栽培とほど同じ条件で造られているため、非常に質が高いアガベが育てられると言われています。
今回アランダスのカスコヴィエホ と同じカマレナ蒸留所で、委託製造をすることになり、もちろん使用するアガベからレシピも変わります。
この蒸留所は創業1938年。
原料の栽培から瓶詰めに至るすべての工程を一貫管理し、手造りを実践する家族経営の生産者としては最大規模を誇ります。
また、メキシコで3番目に大きいアガヴェ農園を保有していて、蒸留所周辺のアンダスの地域に、3000ヘクタール(=30平方キロメートル)の自家農園を保有し、300万株以上アガベアスルを栽培しています。
メキシコに行く度に、お二人に会っていたけど、これからはムチャリガはヤキンに、ブルーノはまたファナカトラン蒸留所で新しいビジネスの準備に邁進していくそうです。
まだテイスティングしていないので、味わいに関してのコメントは改めてしますが、メキシコからもムチャリガのパワーアップとよりよい味わいを求めて、蒸留所を変更したと聞いていて、輸入社さんからの情報によると、とても美味しいそうで

もちろん好みはあると思いますが期待大。
日本で新しいムチャリガが飲める日が楽しみです
