犬好きにはたまらない環境のフォルタレサ蒸留所。
メキシコでは、街中に沢山のワンちゃんがいますが、あまり良い環境で暮らしていなかったり、事故の危険もあるため、ストリートドッグを保護して、蒸留所の敷地内で10匹以上育てているオーナーのギレルモさん。みんな人懐っこくて幸せそうで、大切に育てられいるのが分かります。
歴代の愛犬のラブラドール、チョコラテとサンディがボトルのラベルに描かれている、10月下旬に日本でも発売開始した「スチルストレングス」は、蒸留後に一切加水しないでボトリングしたブランコで、フォルタレサらしい凝縮されたアガベの甘みが感じられる逸品。
今回初めての連れて来てくれた、3代目のラブラドール(生後3カ月)のモーリーも、いつかラベルになるかも?!なんて話してました。2代目のサンディに似ていて、めっちゃ可愛い♡サンディが亡くなった時、本当に辛そうだったのですが、また同じ犬種を飼ってしまう心理が分かります。(←勝手に犬好き仲間として)
フォルタレサでは、古い銅製の蒸留機を使っているので、アルコール生産効率が低いのですが、生産効率よりもアガベの旨みが残った味わいに重きを置いているため、一般的なテキーラの2回の蒸留後の度数(50〜55%)より低い46%になっています。
また今回話を聞いてすごく納得したのですが、タオナ(石臼)を使ってアガベを搾汁していますが、バガス(繊維)はアルコール化しないためメタノールのもとになる(旨味の元でもあるのであえて入れる製法のブランドもあり)ので、発酵槽にも蒸留機にも入れず、手間をかけながらもテキーラならではのクリアな味わいを守っています。
テキーラって、こんなに甘みがあり、華やかで深みがある味なんだと驚く方も多いと思います。
テキーラとワンちゃん愛溢れるギレルモさんのブランド・フォルタレサ。
テキーラ好きとしてはもちろん、愛犬家としてもおススメしたくなってしまう1本。
可愛いワンコ達に癒されました
