Love Situation ⓰ ~ いちごVer. ~ | TRIP 嵐 妄想小説

TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。



「あの……一応さ、帰るってLINEはしといたんだけど……。

 ずっと返事なかったのは、もしかしてこれ釣ってたとか?」

リビングで、用意した料理を見て目を瞠る松潤。

んふふ、その顔、待ってた!

にしても釣りって?

「なわけないじゃん!てか、そんなLINE来てないけど?」

「えマジ?俺ちゃんと出る時……。」

「松潤からのLINEは5分以内に返さないと怖いし、来たらすぐ見るもん。」

「それはネタだろ……って、うわやべ、俺翔くんに送ってた!」

顔面青くしてすぐ赤くなる松潤が可愛い。

翔君、家で待ってたらどうすんだ?

目の前の皿を持てるだけ手に取る。

「ね、とりあえずそんなのいいじゃん。もう誕生日終わっちゃうよ?」

「わっ、ほんとだそうだ。ゴメン、こんなにいっぱいありがとね。乾杯しよっか。」

「あっちで食べよ?」

料理を持ってるから、リビングを顎で指す。

松潤ちにはちゃんとある、オシャレなグラスにシャンパンも注いで。

パチパチ弾ける泡の音。

う~ん、気分は上々。

「ギリ間に合った。誕生日おめでとう。」

「……ありがと。」

なのにだよ?

「ヤバいなこれ、今日はすぐ酔うな」

「いいじゃん明日休みでしょ?」

やっと会えたんだからさ。

少しはイチャイチャしたいじゃん?

少しじゃなくてもいいんだけど。

「……あー……でも休みの日は朝からチャリでジムまで行ってトレーニングして、

 あとは録り溜めたテレビチェックして、

 SNSやったり英語勉強したりすんのがルーティンなの。」

休むでしょ、普通!

「へっ!?まさか明日もそれやる気なの?」

「当たり前じゃん。」

はぁ?

やるか?それ!

「俺は?俺は何してんの?いる意味ある?」

「待っててよ。」

ほら出た!

「はいぃ?」

「待てるでしょ?今日もこれだけ待ってたし。」

ニヤッと笑う松潤の顔!

これ以上待てるか!!

「いやいや、やっと一緒にいられるのにまだ待たせるとかどんだけ……。」

怒ってんだよ?

いや呆れてる?

なのにさ。

「俺のこと、好きじゃん?」

「はぁぁ?」

ほら、こういうこと言う。

「好きなら待てない?」

「待てないよ!俺がどんだけ……。」

ワガママにもほどがあるだろ。

「『どんだけ』、何?」

「………言わない。勝手にしろ」

言ってやるか!

「俺は智が好きだから待っててほしいな。」

なのにさ。

「そのワケわかんない理論やめろ。」

そんなお前がさ。

「なんで待てないのよ〜。もしかしてそんなに俺と一緒にいたいの?なんで?」

可愛いと思っちゃうんだよ、オジサンは!

「知るかバカ。」

「ねぇねぇねぇ。」

肩で寄って来る松潤が、楽しそうで嬉しそうで。

だから。

だから多少の暴言も許しちゃうんだよ、いつだって。

そんな松潤が、思い出したように俺を見つめる。

「そう言えば、相葉君!」

「相葉ちゃん?がどした?」

「いたでしょ!」

「いた?」

「いたでしょ、この間!ここに!それで俺……。」

一途で頑固で我が儘で、こうと決めたら絶対なんとかする完璧主義者。

ああ、ほんと完璧だよ。

グダグダ言い続ける松潤の首に腕を回す。

「俺の話、聞いてる?」

「聞いてるよ。」

しゃべる松潤の口の端にキスしたら、シャンパンの味がする。

「そういうので騙されると思ったら、大まちが……。」

ああ、もういいからしゃべんな。

もっとシャンパン、味わいたい。

「さと……。」

柔らかい唇に唇を移動させると、松潤が戸惑った顔をする。

そんな顔も可愛いなんて、お前ずりぃぞ。

「潤、好き。」

一瞬驚いて、ポッと頬が染まったの、気付かないと思ってる?

隠したって無駄だから。

あんなに言わせたがったくせに、そんな顏するんだから!

ほら、完璧だよ。

完璧にやられてる。

俺の可愛い完璧主義者。

いいよ、いいよ。いくらだって待ってやる。

37歳の松潤にも……カンパイだから!







                   END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがきは明日~!

 

と、その前に。

潤子さんが番外編書いてくれるよー!

11時UPだよー!

お楽しみにね!

 

 

潤side 番外編

 

 

潤side 16話