Love Situation ⓯ ~ いちごVer. ~ | TRIP 嵐 妄想小説

TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。



部屋の中の圧が変わって、思わず立ち上がる。

「智っ!」

ガチャッと音のする玄関。

リビングのドアを勢いで開け、廊下を駆ける!

その先には、靴を脱ぎながら、俺を見る松潤の顔!

「松潤っ!」

その首に飛び付き、ギュッと抱きしめる。

「……っ、……さと。」

松潤の腕も、ギュッと背中に回る。

あれから2回したのに繋がらなかった電話。

本当に事故にあったのか、俺が待ってんのに飲みに行っちゃったのか、

まだ仕事が延びてるのか、考えだしたらグルグルしだした俺の脳みそ。

元々あんまり活動的じゃないからな。

日頃からもっと使わなきゃダメだな、きっと。

ああ、でももう、そんなことはどうでもいい!

考えるより感じろ。

目の前に、俺の腕の中に!

やっと会えた。

やっと……。

腕の中に収まってた松潤が、ちょっとだけ首を動かして俺の肩に顎を乗せる。

玄関の段差のおかげで今は俺のが少し高い。

「いたんなら……なんで電話でないの。」

ふてくされぎみの松潤の声。

「それを言うならお前だろ。電話でなかったの。」

「何度もかけたんだよ。」

「俺だって。」

握り締めてたスマホを松潤に見せる。

履歴を見た松潤が、自分のスマホも並べる。

並んだ数字……。

え?3度も同時に掛けた?

松潤の目がまん丸になって、口が開いたまま!

スマホとお互いの顔を行ったり来たりして、どんどん笑いが込み上げて来る。

「俺ら、相当気が合ってる?」

「え?こんなことってある!?」

笑いながら、松潤が玄関から廊下に上がる。

少し見上げる、いつもの松潤の顔の位置。

「ただいま。」

チュッと松潤の唇が俺のにくっつく。

「おかえり。」

今度は俺からくっつける。

そうだ!忘れる前に!

「37歳、おめでとう。」

またチュッと唇をくっつけて。

でも、松潤の返事は聞けない。

ずっとくっついたままだから。

なんかさ、全部どうでもよくなってくるんだよ、一緒にいると。

松潤がいて、俺がいる。

それだけで十分。

それが一番。

松潤がさ、俺の腕の中にいるんだよ?

俺を見て、クスッと笑って、艶っぽい目で見るんだよ。

会えなかったこの一週間、ずっと松潤のこと考えてた。

何を見ても何を聞いても思い出して、イライラしてヘコんで……。

俺はこの、頑固で我が儘なこいつと一緒にいたいだけなんだよな。

誕生日だろうが、なんでもない日常だろうが、ずっと。

ずっと一緒に……。

やっと離れた唇から松潤の吐息が漏れる。

「はぁ……リビング行こ。」

少し赤くなった頬を撫でる松潤に、もう一度キスしたくなる。

やべ。

止まんねぇ。










潤side

 

 



次でラスト~!

ラストは両sideで時間がずれます。

潤sideが明日の朝9時

智sideが明日の朝10時 です。

できればその順番で読んでね~。