ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 
 
♠4

 

 

 

 

「松潤、トイレ貸して。」

 

急に立ち上がった俺の視界がグワンっと、大きく揺れた。

 

なんだか、ふわふわしている。

あの先輩とやったトランポリンの上を歩いているように、

足元がゆらゆらと心もとない。

ワインが旨いからって、調子に乗って飲み過ぎたかもしれない・・

目の前がぐるぐるしてきた。

 

でも、トイレに行かないと漏らしちゃう。

 

 

 

「ねぇ、トイレどこ?」

「ああ、こっちだよ」

 

ぐらりと大きくふらついた俺に、松潤が手を伸ばす。

 

「リーダー、大丈夫、ふらついているよ」

「大丈夫だって。そんなに飲んでないから。」

 

俺は、松潤の手を、笑って振りほどくと、

フラフラしながらトイレに向かう。

 

「リーダー、リーダー、ほんとに平気なの?」

 

外から俺を心配する松潤の声。

全く心配性なんだから。

でもさ、昔は俺のこと嫌いだったろう、

俺は知っているから。

普通なら友達にならないタイプなんだろう。

俺みたいなのは・・

だけど、今は俺を心配できるまで大人になったんだなぁ・・・

なんか感動する・・

俺が見てもいい男になった・・

酔っぱらっているせいか、妙に感傷的になっていた俺だけど、

トイレを出ようとして振り向いた途端に、頭が真っ白になって

ドアを開けたところで、俺の意識は途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが俺の頬を撫でている。

優しく・・

手のひらで包み込みように。

 

俺は、どうやらベッドに寝ているらしい。

頭が高くなっているから枕か。

 

俺の頭の上から、囁く声が聞こえる。

 

「ふっ、温かい。

赤ちゃんみたい。

こんな無防備な様子で寝ているなんて・・

襲われるかもなんて思ってもいないんだね・・」

 

 

襲われる?

猛獣でもいるのか。

 

 

酔いが回ってぼんやりとした頭では

聞こえる声の意味が理解できない。

 

「大野さん・・

俺を見てよ・・

いつまでもやんちゃ坊主じゃないよ。」

 

頬にあった手が、ゆっくりと動いて

指先が俺の唇の感触を確かめるように、そっとふれる。

ゆっくりと輪郭をかたどるように・・

 

いつの間にか、囁く声は、

俺の右の耳のすぐそばから聞こえる。

温かい吐息も感じる。

 

「もう、俺は大人だよ。

あんたに相応しい男になれたと思っているんだ。

 

俺の目の前でこんなに無防備に眠れるなんて・・

拷問だよ・・

分かっているくせに・・

あんたは狡いよ・・

大野さん・・

気づかないふりをして。」

 

「えっ、気づかない?・・」

 

自分の名前を呼ばれて、俺はようやく今の状況と

囁く声の意味が繋がった。

 

「松潤・・おまえ・・」

 

重たい瞼をやっとの思いで開くと、

ありえないほどの近さで松潤の顔があった。

 

「大野さん、俺・・、俺・・・ずっと・・」

 

松潤の甘い囁きが、俺の言葉をさえぎった。

 

「さとし・・」

 

松潤の強い眼差しに、俺はおもわず目を閉じた。

 

 

 

 

 

 a気付いたら圧し掛かられてる!

 

 b気付いたらキスされている!
      

 

 

 

 

 

 

 

 

          Writing by ざぼん  Special Thanks!