ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 

 

♥7

 

 

「どうぞ 座って。

 ビールでいい?」

 

翔君が俺にソファをすすめる。

ほんと 翔君て こういうとこスマートだよな。

 

俺なんて

翔君ちに来ちった!って

さっきからドキドキなのに。

 

いつもの あの優しい笑顔でさ

(りらっくすした 甘ぁい あの顔だよ)

「ようこそ我が家へ」

って迎えてくれて。

 

「部屋、見るでしょ?」

って 不動産屋さんみたいに案内してくれて。

靴や服の収納がどう、とか、

家事の動線がこう、とか

お風呂の設備や生ごみ捨てるのの説明まで。

セキュリティはイチオシなんだって。

 

なんか、さ、

翔君ち、なんだよ?

 

なんだけど

 

キレイな玄関が

らしいようでらしくない。

収納力たっぷりのシュークロークを活用して

三和土に脱がれた靴は

今日履いていたのと 俺のだけ。

 

しかも いきなり

俺の絵なんか飾ってるし!

 

廊下は みにまるが掃除してるらしいけど

玄関の絵の額には

少し埃が乗っかっていた。

 

・・・ずっと飾ってくれてるんだ。

これって いつ贈ったやつだっけ?

 

もちろん いかにも翔君らしいとこもある。

”資料部屋”(物置?)の乱雑さ(笑)。

それと 台所、

仕事机になっているダイニングテーブルの

片付いているんだか何だかわかんない

物の多さ!

 

寝室とリビングは案外片付いていて。

照明や家具、飾られた絵も おっしゃれー!

 

スノードームのコレクション

ここに置いてあるんだぁ。

んふふ 4人から贈ったのもある。

 

あ、俺の壁掛け時計も・・・

ちゃんと動いているし。

 

へへ、翔君ちだぁ・・・

 

「でね、確認したら

 今空いているのは

 こことほぼ同じ間取りで

 一部屋を和室にしている所と、」

翔君がタブレットで資料を見せてくれる。

 

「それから・・・

 ここと同じ広さを1Lにしてる所。

 あと 今はまだ入居中だけど

 2週間もすれば3Lが一つ空くって。」

 

「さんえる?」

「ここより一部屋多くて

 リビングも広くなる。」

翔君が 画面に間取りを並べてくれる。

 

「和室 いる?

 洋室だけのほうがいい?

 智君、畳 好きだっけ?」

翔君が 俺の顔を見て訊いてくる。

 

ソファに並んで座るのなんて

全然珍しかないし

こういう風にくっつくのも

仕事でだってよくあることだ。

 

「畳・・・嫌いじゃないけど

 畳があるとダメ人間になりそう。」

「あなた、ソファと床暖でも

 同じなんじゃない。」

 

俺の好きな造形が笑う。

 

そうだよな、

翔君とは同じ舞台に出てたから。

疲れてシャワーも浴びず

床で寝ちまう俺の姿も知ってるもんな。

 

俺は 手にした缶ビールをあおる。

ありゃ もう最後の一口だ。

俺、酒臭くなってない?

慣れているはずの距離に 不意に戸惑う。

 

「広さは どう?

 足りる?」

翔君は そんな俺の気持ちに気づくことなく

1Lってやつをぴんちあうとしている。

 

「・・・広すぎる位?」

「ああ、そうだ、

 見たからわかると思うけど

 ここはエレベーターが大きい。

 ドアも高さがあるから

 大きな絵も貼ったまま運べる!」

お、またお薦めが出た(笑)。

 

「ああ、それ!

 ドア、大きいよね?」

「便利でしょ?」

まぁでも結局

駐車場から先のことを考えると

大きい絵は一旦はずすほうが現実的かな?

 

てか、大きいの

また描くことあるのかな、俺・・・

 

みっちゃん時計が

翔君の向こう側で時を刻んでいる。

 

「ビール もう1本飲むでしょ?」

俺の返事を待たずに 翔君が立ち上がる。

忙しいのに

付き合わせちゃって申し訳ないような

2人っきりのこの時間を

もうちょっと楽しんでいたいような。

 

「兄さん

 リビングは広いほうが良いんでしょ?」

 

翔君が 2缶目を俺に渡してくれてから

自分の分のプルタブを開ける。

俺は 部屋探しが面倒になる。

 

だってさ、引っ越し決まっちゃったら

もう翔君の部屋に来る理由がなくなっちまう。

 

「1Lの部屋

 内見してみたら?

 智君のライフスタイルに

 合うような気がするんだ。」

翔君が優しく笑いかけてくれる。

 

俺のらいふすたいる?

それ 一体どんななの?(笑)

 

と、翔君が 視線を

手元の缶ビールに移す。

 

「それに、

 智君が同じマンションに住んだら

 こうやって仕事あがりに飲むのにも

 便利だし。」

 

・・・

 

「俺、翔君が帰ってくるまで

 ビール飲まないで待つの?」

「え!?そこ?

 先に始めてくれてていいけど

 お疲れ様の乾杯はしたいかな?」

 

ふふ

翔君 なんか可愛い♡

てか、なんで はにかんでるの?

 

俺は 唐突に今

翔君に確認したくなった、

共演した舞台の最終日に起こったことが

夢だったのか現実だったのかを。

 

翔君、あのさ、

千秋楽の後に俺ら 部屋で

感極まって ちゅうしたりしなかった?

 

何年も心の中にしまっておいた疑問。

 

ねぇ あれは夢かな。

それとも?

 

なんだか 今なら訊ける気がする。

 

翔君、と声をかけようとしたその時

インターホンが鳴った。

 

「あ、来た来た。」

翔君が缶を置いて立ち上がる。

 

え?お客さんの予定があるの?

 

さっきまでのふわふわした気分が

急にプシュゥッと萎んでいった。

 

 

 

 

 

a 相葉ちゃんが来る

 

b 松潤が来る

 

 

 

          Writing by L.H  Special Thanks!