点数開示から考える大学入試(副題 平均的な生徒さんの場合「英語・英文法」がカギとなります) | 天王予備校(高知県) ウサ山先生の塾日記

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方法論ではなく
やり切る能力(人生観)を改める

大学受験に必要な能力
「量をこなす能力」を身に付ける

成績開示が始まっています

 

 

 

今春東大(理Ⅲ)に合格した

 

安冨氏(愛光卒)から

 

成績開示や東大レポートを

 

送ってもらっています

 

 

 

 

成績開示を見ると

 

英語・国語は

 

首の皮がつながった

 

そんな点数でしたが

 

得意な数学や物理は

 

目を見張る点数で

 

やはり

 

理系ド変態は

 

このランクの入試では

 

絶対に有利だと

 

つくづく思いました

 

 

 

 

これに対して

 

阪大とか神戸大

 

このクラスになると

 

数学がこけても

 

他の科目(特に英語)でカバーして

 

合格にこぎつけたみたいな人が

 

開示情報を見る限り

 

結構いるようです

 

 

 

 

 

  文系は高望みが可能          特に現代文が得意であれば       0からの帝大系合格もあり

 

 

現代文が得意な子は

 

共通テストの勉強を始めて

 

英語や社会といった科目が

 

短期間で仕上がったりします

 

 

 

 

でもって

 

この手の大学は

 

二次試験が結構難しく

 

特に数学が難化した年なんか

 

数学で差がつかず

 

相当な数学弱者が

 

英語で稼いで

 

合格をもぎ取った

 

そんなことが起こりえます(東大・京大は除く)。

 

(例)今年の阪大入試は

 

   数学難化の年回りでした

 

   塾生で阪大に合格したJ氏(国際卒)

 

   数学が苦手で

 

         共通テストも失敗気味でしたが

 

   得意の英語で点を稼ぎ

 

   現役で合格して行きました

 

 

 

 

 

  入試は残酷です            取れる科目に全振りする        そんな捨て身の対応も有りだと思います

 

 

高校入試までは

 

数学について

 

才能の差が

 

大きく影響することは

 

そこまでありません

 

 

 

詰め込めば

 

真面目な子であれば

 

トップ校に合格して行きます

 

 

 

しかし

 

大学入試は残酷で

 

いつも言う事ですが

 

数学を仕上げる所要時間が

 

人によって

 

10倍くらい異なります

 

 

 

 

でもって

 

10倍かかる人の方が

 

多数派になります

 

 

 

肌感覚になりますが

 

京大と阪大の差は

 

数学で大きく凹む人は

 

阪大であれば合格するけど

 

京大であればなかなか難しい

 

そういう事になるかと思います

 

 

 

これが

 

東大・京大>>阪大以下の帝大系

      ↑

この辺の壁の実態のような気がします

 

 

 

 

とりとめもないことを

 

書いてきましたが

 

何が言いたいかといえば

 

東大・京大とかでない限り

 

数学がそこそこ苦手でも

 

英語に全振りして

 

仮に

 

理系であったとしても

 

少なくとも

 

2科目のうち1科目を

 

攻めの科目にする

 

そういうスタンスで臨めば

 

帝大系が

 

射程に入って来るということです

 

 

 

  英語を大切にしようね

 

 

高3になって

 

時計の針を逆回転させたい

 

そんなことを思わないために

 

次の2点を

 

強く伝えたいです

 

 

① 数学に時間を取られすぎない

 

  数学にかけた時間が

 

  サンクコストになる可能性があります

 

 

 

② 英語はまずは文法をマスターする

 

  もっとも仮定法の細かい表現は

 

  別に覚えていなくとも

 

  とんでもないことは起こりませんが

 

  句や節、品詞の概念、文型の概念

 

  このあたりがいい加減だと

 

  「英文は読めてるんですけど~~~」

 

  こういった

 

  なんちゃって英文解釈チームに

 

  所属することになって

 

  同じ等高線を彷徨う事になります

 

 

 

 

 

  ここから先は蛇足           英検・英検とは言うものの

 

 

高知大学医学部の総合選抜

 

学力試験の英語が

 

英検に代替されるようになりました

 

 

 

準一級まで取れば

 

多くの大学で優遇措置があります

 

 

 

じゃあ

 

英検の勉強が必須かといわれれば

 

そうでもないというのが

 

私の意見です

 

 

 

ただ

 

これについても肌感覚ですが

 

英文法の知識が

 

きちんとついている

 

そんな高1生は

 

単語の勉強をしたら

 

なぜか

 

準一級に受かっちゃった

 

本当にこんな感じです

 

 

 

 

逆に

 

中学1年の入塾時に

 

英検2級を持っていて

 

うちの子英語が出来るんです

 

そんな風に親に紹介された子が

 

英文法を身に付けないばかりに

 

高3段階の模擬試験では

 

マークレベルの筆記で

 

60%前後しか得点できず

 

そのまま本番を迎える

 

そんな話も

 

この業界ではよくある話です

 

 

 

 

結局

 

英検と大学入試の問題は別物

 

語彙を覚えて

 

何となくフレーズを覚えると

 

合格して行くのが準1級

 

 

 

ですから

 

準1級を持っていても

 

大学入試用の

 

英文法等を勉強しないと

 

一般入試ではいい思いが出来ない

 

そんなことがおこったりします

 

 

 

 

 

  本題に戻って              英語を味方につけるにはまず文法

 

 

英語を味方につけるには

 

まず早い段階で

 

英文法を理解すること

 

 

 

土佐の生徒さんだって

 

5文型のあたりは

 

結構あやふやだったり

 

平気で

 

主語はどれかと尋ねると

 

前置詞句の中の名詞を

 

指したりします

 

 

 

共通一次は2500ワード

 

共通テストは7000ワード

 

こんな受験産業の

 

キャッチコピーに踊って

 

基礎もない状態で

 

共通テスト演習講座なんかに

 

飛びついたりすると

 

それこそ

 

受験産業の養分になってしまいます

 

 

 

 

まずはしっかりと

 

学校で配られた

 

英文法のテキストなり問題集を

 

自分の手と頭の口と耳を使って

 

自分のものにすることを

 

強く勧める次第です