天王予備校 ウサ山先生の塾日記

天王予備校 ウサ山先生の塾日記

「中学受験は才能」「大学受験は性格」 
田舎の小さな塾ですが毎年東大・京大に合格者をだしています
2020年と2024年には東大(理Ⅲ)合格者が出ています。
スタッフも東大・京大卒です。英検1級ホルダーもいます。

考える力が大切だという風潮です。私もそう思います。しかし考えるには素材が必要です。

 

長年自習室を観察してきた塾講師から見ると、大学受験の偏差値は知識量に比例するような気がします。そして知識量というのは努力量×時間によって左右されます。

 

知識が大切なことの例証(その1)

古文の場合

古文において和歌の修辞はよく出題されます。次の和歌の縁語をルール(知識)なしで見つけられるでしょうか?

 

「風になびく富士の煙の空に消え 行方も知れぬわが思ひかな」

 

縁語の見つけ方にはルールがあります

① 中心語となるのは名詞(固有名詞ではなく自然的なもの)

  この時点で「風」「煙」「空」が候補となります。

② この語とSVの関係になるものは縁語ではありません

  「風ーなびく」(×) 「煙―消え」(×) 

③ 「縁語の相棒」は「掛詞の自然系の意味の方」

   見ていくと「思ひ」という掛詞があります

   そして「思ひ」には次の2つの意味があります。 

   思ひ「人事系:思い  火:自然系」

 

ルールに従えば「煙⇒火⇒「思ひ」とつながります。

従って「煙」と「思ひ」が縁語であることが分かります。

 

「先生古文が難しくてわかりません!」という日本語は間違っています。正しくは「古文の知識がなくてわかりません」です。

 

 

知識が大切なことの例証(その2)

化学の場合

化学の入試問題というのは計算問題に入る前に「化学式を答えさせたり」「色を答えさせたり」します。また「化学式が答えられなければ(もしくは間違っていれば)}その係数をもとにモル計算をするわけで全滅というケースもあり得ます。

 

鉛蓄電池の硫酸の濃度変化という問題も、正極・負極の反応式をきちんと覚えていないと(少なくとも鉛と酸化鉛から硫酸鉛ができる知識がないと)、それぞれのモル比が出ませんから、当然計算問題も解けません。

 

「先生化学が難しくてわかりません!」という日本語は間違っています。正しくは「化学の知識がなくてわかりません」です。

 

 

入試問題の大半は知識があれば解ける

じゃあどうしたらいいの?

知識があれば解けるなら、覚えるべきでしょう。sinsθを積分したらcosθ、logxを積分したらxlogX-x、電界は1Cの電荷が受ける大きさ・向き、電位は無限遠から電荷を運ぶのに必要な仕事量、英語だって、“only+時を示す副詞(単語・句・節)“の訳は「~して初めて」という知識がないから“I found out the truth only yesterday”を「私は、昨日のみ真実を知った。」と訳して、「英語は読めてるんですけど~~~、点が取れなくって~~~」という発言につながります。

 

入試問題の大半は知識があれば解けるのであれば、知識を覚えるしかないでしょう。

 

 

大学受験の知識を習得するには

学習管理ソフトVector

知識の習得(≒暗記)には、当該知識との接触回数が必要です。

毎日・毎週・毎月、何度でも繰り返すべきです。

 

このあたり、成績上位者は「覚えたら点が取れる」ということを

よくわかっているので、きちんと覚えようとします。

 

成績が下になればなるほど「覚えたら点が取れる」という経験がないために、覚えようという気になかなかなりません。しかし、「覚えない⇒点が取れない⇒覚えようという気が起こらない」という負の連鎖を断ち切らなければ、その位置から脱することはできません。

 

このあたり口を酸っぱくして説いてもやらない子はやりません。

塾ですから放ってはおけません。学習管理ソフトVectorはどんな子でも成績上位者と同じような繰り返し学習をするために開発しました。

 

毎週の課題量は数百問。今習っているところ以外過去に倣ったことも含めて広い範囲で復習するよう導いています。何度も解いているうちに個人別の学習履歴が蓄積され、正解率の高い問題は出題されないようになっていきます。時間がたてばたつほどできない問題ばかりが出題されるようになります。成績上位者が何度も間違える問題に印をつけるのと同じことをVectorは勝手にやってくれます。

 

Vectorとは天王予備校が勉強しない子に対応するために開発した学習管理ソフトで11万問以上の問題を搭載しています。言葉で書いてもよくわかりませんね。ということで紹介ビデオを用意しました。ご覧ください。

 

Vector紹介動画

 

 

 

Vector通信生のご案内(広告)

遠くて通えない。そんな人はVector通信生コースがあります。何教科受講しても月額4800円とお得なソフトです。皆さんの学校のカリキュラムに合わせて課題を設定していきます。量の調節も可能です。

 

高知県以外の方の受講者も増えています。こちらは3学期のVectorを解いて松坂牛を当てようイベントの当選者ポスターです

皆さんの学校からも当選者が出ているかもしれませんよ。

 

松坂牛イベント当選者ポスター

 

 

 

通信生注意事項

① 毎週数百問の課題を課します。

② 標準消化率を下回った場合は毎朝アラームメールが届きます

③ それでも改まらないときは夜励ましの電話が入ります

④ 成績表の提出を求めます

 

 

以上がうっとうしくないという型の利用をお待ちしています。

 

お問い合わせ

0120-935-075

平日9:00~21:30

土曜9:00~19:00

 

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