スギタニルリシジミ 兵庫県豊岡市 2024年4月8日 | 昆虫漂流記

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スギタニルリシジミ

兵庫県豊岡市 2024年4月8日

 

兵庫県北部の豊岡市に、フチグロ○○○○シャクと云う蛾を探しに出かけた。
例年ならばすでに発生中期のはずが、現地ではソメイヨシノも未だ3分咲き。
枯れ野原に車を停めて直ぐに、発生時期を間違えたかな?と感じた。
せめて、1匹でも気の早い個体が発生していないものか? なんて甘い考えで飛び出す個体を探しながら1時間ほど歩き回った。期待もむなしく、1匹も見かけなかった。

(連結しているFacebookで教えて頂きましたが、今年は雪解けが早かったので既に半月前に発生していたようです。自分の再度見直した時に参考にする為に、追記を行いました)

此処まで車を走らせたのだから、手ぶらでは帰れないな~!と思い立ったのが!
スギタニルリシジミだった。
此の場所から、スギタニルリシジミの撮影に適した場所は数カ所を思い浮かべた。
車で5分ほどで到着できる一番近い場所に車を走らせた。

車を停めて、少し様子を探りに歩くと目の前に既に飛んでいる蝶がいた。コツバメだ!


 

カメラを摂りに車に戻ると、今度は足元にルリシジミが飛んでいる。いやこれはスギタニルリシジミなのか?
飛んでいる姿で、真昼の日向では、翅のブルーが明るく感じて飛んでいる姿では判別が難しかった。
時間が経過して目が馴れてくると、スギタニルリシジミとルリシジミが同じ道筋を飛んでいる事が判った。
撮影をはじめたが、なかなかとまってはくれない。偶に留まるとやはり翅を広げてはくれない。



次の写真は面白いと感じてしまった。

正面から撮影するとこんなにモフモフの姿なんだと感動!

ソロソロ、何処の農場でも羊の毛刈りの季節だな~と変に思いだした。

 

さて、止まって翅を閉じている姿ばかりだが、翅表を写真におさめたい。

翅を広げてはくれないので、これは困った!

仕方がないので飛んでる姿の撮影に切り替えたのだが、カメラに取り付けているレンズは飛翔写真に適した広角ではなく、105㎜マクロレンズだ。
このレンズでは、飛翔写真はピントを合わすのが難しいが、ピントさえソコソコ合えば綺麗な画像にはなる。
下手な鉄砲数うちゃあたるで、300枚ほど撮影してみたが、運良くピントがジャストで合った写真は無かったが、とりあえずは証拠写真にはなったのかもしれないな~!

 

折角マクロレンズなので周囲の花も撮影してみた。

おそらくキクザキイチゲだと思うが、図鑑と照らし合わせて確認はしていない。

 

ちなみに普通のルリシジミ(下写真2枚)も同所で撮影してみたが、上の写真との蝶の違いを見分けられるかな??


スギタニルリシジミやルリシジミの飛翔写真に挑戦する人も少ないだろうが、動画撮影の方が適してたのかな?