オパクスサビクワガタ
Gnaphaloryx opacus
Palawan I. Philippines
(フィリピン共和国 パラワン島)
2004年6月
学名「Gnaphaloryx opacus」は
サビクワガタ属を意味する「Gnaphaloryx 」は「羊毛の毛房のオリックス」という意味合いで、
「Gnaphal」の部分がギリシャ語で羊毛の房を意味する言葉に、「oryx」がギリシャ語でカモシカの1種のオリックスと云う動物の名前が命名されています。
近年和名で「ソリアシサビクワガタ属」とクワガタマニアの間で名付けられていますが、学名の意味合いとは程遠いですね。
種名の「opacus」はラテン語で「光沢ない、 不透明の、暗い」という意味合いになります。
尚、子供向けの学研の図鑑「カブトムシ・クワガタムシ」ではオパクスサビクワガタを「クロサビクワガタ」の名前で紹介されています。
オパクスサビクワガタはインドのアンダマン・ニコバル諸島、ミャンマー、ベトナム北部、マレー半島、スマトラ、シムルエ島、カンゲアン島、ジャワ島、バリ島からニューギニアにかけての多くの島々、フィリピンに生息しています。(台湾は不明)
熱帯、亜熱帯地域に広く生息しているのですが、人気が少ない種の為か?、ネット上にも情報が少ないのが現状です。
日本で販売されてるのはジャワ島の個体を見かけますが、今回紹介しているフィリピンのパラワン島産のラベルにおいてはまるで情報がありません。
(どんな経緯で入手したのか覚えてはいませんが、とりあえず、購入時のラベルで紹介しました)
学名の種名のとおりで、点刻が多くて、離れて見ると光沢が無いクワガタです。
生活史は、ネブトクワガタの様な姿だと思われます。