沖縄県八重山諸島へ第4話 裏石垣 北部石垣島 にて遊ぶ 2023年7月4日~7月8日 | 昆虫漂流記

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沖縄県八重山諸島へ第4話 2023年7月4日~7月8日


7月4日から8日まで沖縄県の八重山諸島(石垣島、黒島、西表島)に行って来ました。
ブログを書くにあたってブログ公式ジャンルが「珍しいペットとの生活」に設定されていますが、折角の南の島の風景!紹介しない事は出来ないので、風景写真と生き物の写真を取り混ぜて日程別に紹介したいと思います。
次に各島では撮影以外にも採集も行っています。
採集の規制対象があるのは石垣島と西表島ですが、西表島は林道にはレンタカーでの侵入は禁止され、かなり手前で進入禁止になります。島の森林部分に特別保護区域が設定がされていますので、農地周辺や集落周辺での採集に留めています。
石垣島では規制区域の設定が環境省と石垣市の両者で設定がされています。規制対象条件が強い石垣市の方針に従いました。
第2種保護地域にも採集禁止の立て看板が存在していましたが立て看板がある地域に関しては採集は行っておりません。
昆虫採集で有名な於茂登林道周辺、嵩田林道にも研究目的は行政への許可が必要との記載がありましたので、現在は撮影しか出来ません。


現地の立て看板で、石垣市の指定区域

ネットで検索した石垣市が指定する規制区間

 

なお法律では「国立・国定公園の特別保護地区(自然公園法第14条第3項第8号)、原生自然環境保全地域(自然環境保全法第17条第1項第9号)、鳥獣保護法の特別保護地区の特別保護指定地域(同法第29条第7項第4号、同法施行令第1条)、種の保存法の生息地等保護区の管理地区(同法第37条第4項第7号、第10号)」などで場所が規制されて、環境省の見解から、第1種特別保護区以下には規制がないと理解していましたが、石垣市の解釈では「特別保護区と第1種特別区を同等の規制区とみなす」「この資料では特別保護地区~第2種特別区まで指定する」との解釈が出来ましたので、それに従っております。
なお石垣島のバンナ公園は北入口の蝶園で蝶を増やす施設があり「蝶の採集は禁止」とされているのでバンナ公園周辺を含めて撮影のみです。
云うまでもなく希少種は、保護の為に採集の対象ではありません。
暑い季節なので昆虫の活動も活発で蝶も飛んでる姿は見かけても、なかなかとまりません。
昆虫の活動に、待ち時間を作り時間を合わせると、旅先での滞在時間に無駄を生じるので、少ない昆虫撮影数も仕方がないとご了承ください。
写真に記載している「T.Y氏撮影」との写真は一緒に旅をした高校からの友人による撮影分からの掲載です。
友人とは、長い腐れ縁ですが、この旅でも色々とお世話になり感謝しております。
(上記した文章は、「石垣島の昆虫採集の規制地域」に悩んでおられる方も多い事から、全5話に前置きとして記載します)


第4日目(7月7日)沖縄県八重山諸島 石垣島で
今日は、石垣島北部と、地元で 裏石垣 と云われる地域で遊びました。

裏石垣は、今でこそ観光の代表的な地域が広がっています。
地域的には玉取崎から於茂登岳北部の米原地域の平野部を抜けて川平湾に至る山間部を多く含む広い地域を示します。
しかし、第2次世界大戦当時は、まだ開拓も進んでいなく、平野部の住人を山岳地域への疎開で、蚊の襲撃を防ぐ事が出来ず戦争マラリアで被害者が多く発生し、苦労が絶えない地域とテレビでも放送されていました。

 

では今日も桟橋ターミナルの近くのホテルミヤヒラから出発です。

 

今日の最初の目的地は石垣島北部にある平久保地区の平久保サガリバナ群生地。

朝食を済ませ、直ぐに出発。現地までは39キロほどあります。

急いできましたが現地に着いたのは朝の8時頃。

サガリバナは一夜花、すでに沢山の花は落ちています。

サガリバナの花言葉は「幸福が訪れる」ですので、楽しんで、ご覧ください。

こんな感じで群生しています。

落ちたサガリバナには気がつきませんでした。「T.Y氏撮影」

 

此処には、朝が早いので低い位置にリュウキュウクマゼミも見れました。

石垣島にはリュウキュウクマゼミは海辺の防風林から平野部の林にまで広く生息しています。

蝉は午後には高い場所に移動しますが、朝が早いので苦労しなくても目の前での撮影が可能でした。

本土のクマゼミとは違い、腹部に白い模様があるのが特徴です。

日本のクマゼミの仲間を比べられるようにリンク先を紹介しておきます

日本のクマゼミの仲間

 

其のまま車を走らせて、石垣島の最北端の平久保灯台まで移動です。

 

少し戻って、石垣島北部の海を満喫します。

降り立った海は平野ビーチです。

 

此処の海は、貸し切り状態です。

そんな海岸線に生えるハマユウの花に訪問者がいます。

シロオビアゲハです。

上の写真は雄の姿

下の写真は雌の姿

 

其処から引き返して野底林道を散策しますが、興味のある昆虫に出会えないまま展望台に到着。

野底マーペが望めます。

 

再度、裏石垣に戻るために於茂登トンネルで引き返します。

トンネルを出て裏石垣で出会ったのが アカスジベッコウトンボ。

生きた芸術品とも云われるトンボですね。

このトンボは2010年ごろから八重山諸島で見られるようになったのですが、元来は熱帯、亜熱帯のトンボです。

 

そろそろお昼頃なので川平の「八重山嘉とそば」さんで昼食です。

八重山では、各地で車エビの養殖が盛んなので海老入り蕎麦は美味いです。

 

さてお腹に食べ物を詰め込んだので、海に入ります。

余裕のある人は、私の大好きな、こんな音楽でも聴きながら、ブログをスクロールしてすすめて下さい。

 

では米原ビーチで海を満喫します。

スキューバダイビングではありませんがシュノーケリングで楽しみます。

ちなみに写真で紹介した以上の数と多種類の魚が身近に見る事が出来ます。

此処から友人の「T.Y氏撮影」の写真が続きます。

 

トゲチョウチョウウオ

 

フウライチョウチョウウオ

 

ミスジチョウチョウウオ

 

ヒメアイゴ

 

シマハギ

 

オビブダイ

 

スジブダイ雄

 

スジブダイ雌

 

スジブダイの雄雌達だけでなく、多くの魚が手の届く処まで近づいてきます。

 

サザナミハギ

 

カンモンハタ

 

オグロトラギス

 

アミメフエダイ

 

ロクセンスズメダイ

 

ヒレナガハギ

 

ヒフキアイゴ

3時頃まで海で楽しんでいました。

昔、水槽で飼育していた熱帯性海水魚が目の前で泳ぐ姿が、

南の島でしか見れない海中の極上の世界でした。

 

よく兵庫県北部の浜坂町諸寄と云う鳥取県境の海で、若い頃は1週間砂浜にテントを張って生活し、1日中海の中で晩御飯を調達(魚を銛で突いたり、ゴムボートでキス釣りをしたり)する夏休みを過ごしていましたが、八重山諸島の海水と日本海の海水は濃度が違いますね~。驚きました。

日本海の海では海水が目に入ってもどうも無いのですが、八重山の海水は濃いくて目が痛くなります。

それにね~!鼻水がひっきりなしに出てきます。

手鼻で鼻をかむと魚が鼻水を食べにきます。(笑)ちょっと下品ですが事実です。

海水が濃いようなので、日本海よりも非常に体が浮きますし、海は続いていても大きく違う事に気がつきました。

八重山は真正面から黒潮の流れがぶつかって来る地域なのですね。

黒潮の影響って凄いです。

 

ホテルに一度帰り、明日は最終日なので、ユーグレナモールに出かけて買い出しです。

そして、今日の夕食は~!

アグー豚のステーキに味噌汁セットで頂きました。

美味しかったです。

翌日は最終日、十分に水分を補って、眠りにつきます。