ウラギンスジヒョウモ
兵庫県南部
2017年06月23日
今年は、こちらの蝶を訪ねるのが出遅れてしまいました。
おまけに記事をあげるのも遅れてしまいまして~。今日は6月28日。
「遅れてブログ更新してるなんて、なにしとるねんボケー」
6月には追いかける種類が多く、予定以上に、トンボ、カメムシと追いかければ、何処かにしわ寄せが来るのは明らかで、気づけば此の有様。
余裕の計画は立てておくべきですね。
さて、今回のウラギンスジヒョウモンは嘗ては、日本全国広く分布していた蝶ですが、現在は他のヒョウモン類と同様、減少が見られる種類です。
(注記・ヒョウモン類が減少している中、ツマグロヒョウモンだけは、棲息地の拡大が見られています)
蝶を深く知っておられない方からは、ヒョウモン蝶の種類は、どこが違うのか?いや皆が同じ種類に見えてしまいますが、撮影や調査の時には、飛んでいる地域、場所、環境、飛び方、大きさ、速さから、ほぼ種類を特定してしまうのですが、時に間違いがあるもので、「そうくるか」と自分で笑ってしまう事もあります。
ここ兵庫県でも、確認出来る生息地は限りがあり、今のうちに記録しておかなければいけない種類です。
今年も昨年と同場所にて、撮影に出かけましたが、出来上がった写真は、昨年より大変,下手写真に。
今年は、蝶の発生期間も後半で幕締め。来年に持ち越しですが、翌年も姿を魅せてくれるかな?
いつかは、撮影したいオオウラギンヒョウモンの為に、練習です。
でも一番近くて山口県、数を求めて火の国九州。どちらもすぐにと、簡単に行かれませんが、実現のために、少しでも珍しい種類なら撮影練習に力がはいります。
ヒョウモン類の飛んでいる姿を、追いかけるには、蝶の飛んでいく方向を想像して。
蝶は飛んできましたが、思った所より少し遠く、ピンボケに。
やはりピンボケ! ピントがバチッ!!とこない。 今日は不調。
羽化して間の無い蝶はこんなに綺麗です。 ㊟
同じ種類ですが、こんなに地色が違います。
翅が破れているので少し飛び古しているようです。
綺麗な蝶ですので、そろーっと撮影。 ㊟
両翅表を写したくて、方向を変えて、忍び足で撮影。 ㊟
綺麗に写したくても上手く映らないのは、大きな自然が相手だから~!
だから、自然にはゆっくり溶け込み、強引な行動は、怪我に結び付くのでひかえています。
もちろん、静かに溶け込まなければ野生動物を驚かし、また驚かされる事も。
今年は未だ、鹿と猿にからかわれただけなので、静かな不思議な年なんだ。
キツネもたぬきにもイタチにも出会っていないのです。
もちろん、2度目は済ましたが、3度目の「熊」に出会うのは、今日なのか?と、いつも、ひとけのない山に入る時は気になります。
今回の記事では、気をつける必要がない地域ですが、最近多くの時間を熊の行動範囲を歩いています。
おまけに来月からの目的の蝶の生息地は、県内でも熊の多く確認できるエリアです。
本心、熊目撃の記事は書きたくない。まして出会うのは御免こうむりたい。
こころの内側を書いてみた。
追記
ブログを更新後に画像を確認していると㊟と入れた蝶の写真には、正常斑紋とは違い微妙な斑紋変異(個体差異の軽い程度)が見られます。翅表面の根元の紋様に少し正常個体とは違った変異が見られます。
今回撮影したウラギンスジヒョウモンは色の違いが個体差で余りにも大きいので、ウラギンスジヒョウモンと分類した写真群にメスグロヒョウモンが混ざっているのかと、再度確認して見ましたが間違いは無いようです。
大したことは無いのですが追記しておきます。