ホシミスジ 岡山県中西部 2017-06-13  | 昆虫漂流記

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東へ西へ、過去に未来に昆虫求めて漂流していますが、
近年は、昆虫だけにとらわれず、自然全体から、
観察する眼を持ちたいと思いますのでよろしくお願いします。

ホシミスジ

岡山県中西部

2017-06-13 

 

ホシミスジの仲間は世界に何種類いるの?日本国内のホシミスジはどう分かれているの?

 

2017年3月に、むし社より、月刊むし・昆虫図説シリーズ10「日本と世界のホシミスジ」が発行されてホシミスジが、少し面白くなりました。
それによると世界のホシミスジは2015年に3種から5種へ、今年は8種に分類されています。(所説ありますが
ルンルン


国内産ホシミスジにおいてもDNA解析より、11亜種に整理されたようです。
書籍の中に書かれている事柄を、初心者の私は、理解しようと努力していますが難しいです。
また自分が長年保存している標本を、分類、いやいや、眺めて悩んでいます。


今回の記事にしました、岡山県中西部の産地個体を含め、何処に行っても、「飛んでるなあ~」と眺めていた蝶ですが、

今回の分類された機会に採集をする事にしました。
もちろん、ほんの少しの数だけ標本に出来ればいいのですが、カメラを構えては、
案の定、撮影出来ません。

やはり「飛んでるなあ~」と見てるだけです。


本個体の学名は、Neptis iwasei setoensis (ホシミスジ瀬戸内亜種)。
DNA解析では、ホシミスジ隠岐諸島亜種と類似しているようですが、斑紋の違いがあり別亜種に分けられたようです。

 

 

撮影地 岡山県中西部(瀬戸内亜種)

2017-06-13

台地を構成している石灰岩にとまっています。

 

撮影地 岡山県中西部(瀬戸内亜種)

2017-06-07

石灰岩の岩場で

 

撮影地 岡山県中西部(瀬戸内亜種)

2017-06-07

岩場で小休止をしていると、リュックサック(ディパック)を蝶にとられてしまいました。

 

撮影地 岡山県中西部(瀬戸内亜種)

2017-06-07

石灰岩岩場のホンツゲ(チョウセンヒメツゲ)にとまりました。

 

 

2017-06-12 撮影地 兵庫県姫路市 (近畿低地型亜種)
参考までにこちらは、

隣の生息地域になります別亜種、Neptis iwasei shinkawai(近畿低地型亜種)。

撮影地は、自宅の玄関先。ちなみに園芸品種が食草です。

我が家のシモツケには、興味を示すも産卵はしていません。

 

 

書籍を参考にして、分布地を大まかに11亜種の内、記事内の3亜種のみ記載してみました。

 

 

赤印 ホシミスジ隠岐諸島亜種
緑印 ホシミスジ近畿低地型亜種
青印 ホシミスジ瀬戸内亜種  (今回記事の個体群)

 

私が見たことがある亜種は、5もしくは6亜種ほど。

東日本、四国、紀伊半島、九州など見たことがないホシミスジ亜種は、まだ日本中に生息しています。

ぜひ自分の目で見てみたいものですが、ブログ内でも日本中の皆さんが各地の個体を紹介されていますので

今後も参考にさせて頂きますのでよろしくお願いします。