命のカウントダウン | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

ご訪問ありがとうございますおねがい

院長先生のお話を聞きました。
元気になる可能性を語られるも、母の死期が遠くないことを自覚させられる私でした。
続きです。
前回の話はこちら⬇️


院長先生の話を聞いた次の日、母は退院した。

特養からは久しぶりに相談員の七条さんが迎えにきてくれた。


七条さんは、最近、デイサービスの送迎も担当するようになったので、特養の事務室にいることが少なくなったそうだ。

デイサービス、行くことをしぶる利用者さんもいるようだが、優しい七条さんが迎えに来てくれたら、みんな気持ちよく行く気になるかもしれない😊


七条さんは、このところ私たちとは関わりが少し少なかったけれど、話しはきちんと聞いていたようで


お父さん「大変でしたね」


と、いつもと変わらず優しく労ってくれた。


看護師さんに車椅子を押されて連れて来られた母は、寝ている時はわからなかったけれど、この病院に転院してきたよりもだいぶ弱ってしまった感じだった。


転院して来た時、中心静脈栄養の点滴を入れて、車椅子にシャンと背筋を伸ばして座っていたのが、今回は、リクライニングできる車椅子に寄りかかる感じだった。

(この病院に転院して来た時の話はこちら⬇️)


この病院でもいろいろあったな。


はじめ話しを聞きに来た時、親切に対応してくれた相談員さんと看護師さんには、結局、その後一度も会うことはなかった。

あの2人の対応がこの病院を決める決め手になったのに. . .一体あれはなんだったんだろうと複雑な気持ちになる😞

(最初の面談の時の話はこちら⬇️)


こんなことならやっぱり粘って第一志望の病院に頼んだ方が良かったのかな。

過ぎたことを言っても仕方ないんだけど、院長先生は優しいかもしれないけれど、やっぱり、この病院が母のためになったのか、モヤモヤしてしまう。



もう中心静脈栄養も腕からの点滴も抜かれている。

院長先生からは大丈夫と言われたけれど、特養からも、また一般的にも今の状態では点滴を抜いたら2週間もつかどうか. . .という状況らしい。


七条さんが看護師さんから、荷物を受け取ってくれて、先に車に荷物を運んでくれた。

私達は看護師さんにお礼を言って病院を後にした。



命綱をはずして退院した母。

命のカウントダウンが始まったよう😞



これで本当に良かったのか。

私は後から悔いたりしないだろうか。


母の痩せた手を握りながら、複雑な思いで特養への車に揺られていった。


(つづく)