今日はこの間のベテラン看護師さんはいなかった。
事務の人がエレベーターのボタンを押してくれて、病棟で看護師さんに声をかけるように言われた。
ちょっと緊張しながら、息子くんと2人で母の病棟の三階へ。
エレベーターが開くとシーンとした廊下が目の前に。
今日はおばあさんも誰もいなかった。
声をかけようにも、人影がない。
息子くんも私と一緒にいろいろ母の病院に行っているので、
👦🏻「こんな誰もいない病棟って初めてだね. . . 」
と驚きを隠せない。
仕方がないので、少しあちこちに向けて
👩🏻「すみませーん」
と声をかけてみる。
しばらくすると、向こうから男性の看護師さんが静かに現れた。
👩🏻「梅園風子の家族ですが、いつも母がお世話になっております。面会を許可されてきたのですが. . . 」
👨🦱「はい、聞いています。こちらに防護服がありますので、着替えて待って下さい」
この間は部屋も用意されて、ベテラン看護師さんがテキパキ対応してくれたけど、今日はこの廊下の所で着替えるらしい。
廊下に折りたたみ机があって、その上に防護服が置いてある。
2人でモソモソと着替えて、待つ。
また同じ男性の看護師さんが静かに現れて、母の病室に案内してくれた。
ドキドキしながら病室に入った。
果たして母は私のことがわかるだろうか?
👨🦱「梅園さん、面会ですよ」
母は私を見て
👵🏻「まいちゃん?」
そして、息子くんが
👦🏻「おばあちゃん、大丈夫?」
と声をかけると、
👵🏻「あら、〇〇くんもきてくれたの?ありがとう😊」
👩🏻「こんな格好(防護服)だけど、私たちのこと、わかるのね?よかったぁー」
👵🏻「わかるにきまってるでしょ。やあねー」
その言葉に、思わず
👩🏻「この間、リモート面会の時、私のことがわからなくて、ショックだったのよー」
と言ってしまった。
すると
👵🏻「あら、そうだった?寝ぼけてたのかしら。それは、ごめんなさいね」
夫や院長先生の言う通り、寝ぼけていただけだったのか?
本人もそう言ってるんだものね😅
私の取り越し苦労だったのか. . .
でも、あれって、ちょっと衝撃的だったんだよね😞
(その時の話はこちら⬇️)
まあ、とりあえず、私のことがわかって、話しも今日は普通にやりとりできて、
心底、ホッとした!😮💨
母に退院できることを話すと
👵🏻「あら、そうなのね。良かったわ。やっと退院できるのね」
と、母もホッとした様子だった。
面会後、防護服を脱いで渡す時、看護師さんにも母の様子を確認してみた。
幻覚症状が出たりすることはないという。
無口な感じの男性の看護師さんだったが、最後にちょっとだけ笑顔で、
👨🦱「いろいろお話しして下さって、それがユーモアもあるし、気配りもあったりで、梅園さんのお世話に行くのは楽しみですよ」
と話してくれた。
よかった😮💨
ちゃんと、ここでも、母は人間関係つくれていたのね。
そして、
さすがに、もうこれで何事もなく、無事退院できると思っていたのだけれど. . .😞
(つづく)