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日曜日をはさんで週明け早々、病院から電話がかかってきた。
🧑🏻⚕️「院長先生が嚥下機能検査について、お母様に聞いたところ、お母様が検査を受けると言ってくれたので、嚥下機能検査をしたいと思いますが、ご家族の方はそれでよろしいですよね」
電話をかけてきてくれた先生の話では、院長先生が優しく検査をしてみないか聞いたら、今まで嫌だと言っていた母がすんなりと検査すると言ったのだという。
本当に?!🙄
土曜日に院長先生にお話しして、すぐのことだったのと、もともと本当に母が拒否しているのか疑わしく思っていたので、何だかあやしいように思ってしまった😅
まあ、検査してくれるんだからいいんだけれど。
そして、この頃、自分でも嚥下機能について、いろいろ調べ出した私は、小山珠美氏のことを知った。
医療現場で早々と嚥下機能ナシと諦められてしまった患者さんに嚥下リハビリを行い、口から食べる幸せをあきらめない、と活動されている方だった。
ネットで調べるだけでなく、小山氏の本も取り寄せて読んでみた。
この本で、
口から食べることの大切さ、
誤嚥を恐れるあまりに口から食べさせることに消極的になりがちな医療現場の現実を知った。
また、この件については後で書ければと思っているけれど、もし興味のある方は名前で検索してみてもらえれば、すぐに調べられます🙇♀️
(この時、読んだ小山珠美氏の本はこちら⬇️ 参考までに)
また、ネットなど、いろいろ調べている中で、
嚥下機能検査について、医療現場では、嚥下機能検査を嚥下機能ナシの証明のように使うところもあるという話もあって、少し気になった。
それまでは検査をすれば問題解決と思っていた私はちょっと驚いた。
検査も苦しかったり、また、認知症だと指示がわからずうまくいかなくて、嚥下機能に問題ありとされてしまうこともあるようで、母は大丈夫かなと不安になった。
本当は問題ないのに、この検査一つでずっと嚥下機能ナシと決定づけられてはたまらない。
病院よっては、時として以前の病院からの記録で、診断し直さないで、ずっとそのままいってしまう時もあるから困る。(高齢者の患者だとそうなりやすい気もする。)
その時、家族がどんなに言っても、専門である前の病院の医師の診断が優先されて、困ったりする。
そんなことないだろう?と思われるかもしれないけれど、実際、信じられないようなことは起こるから、うっかりできない。
叔母が以前、診療所から重度の認知症と申し送りされていた時は、まだコロナ禍ではなかったので、私もいて、すぐに誤解を解くことができたけれど、コロナ禍で立ち会えてなければどうなっていたかわからない。叔母が違うと言っても、取り合ってもらえなかっただろう。
(叔母のその時の話はこちら⬇️)
だから、この時の私は念には念をいれて、
👩🏻「検査の結果、問題なければ、食べるリハビリをスタートして頂けるんですよね?」
と確認した。
相手は
🧑🏻⚕️「嚥下機能が正常か、食べさせて大丈夫かを確認するんですから、問題なければ当然です。」
👩🏻「検査の指示は、母にとって難しいことはないですか?」
🧑🏻⚕️「高齢の方は、難しい場合がありますが、お母様はお話しもしっかりできていますし、こちらの話すことも理解できているので、大丈夫ではないかと」
👩🏻「. . . . 」
🧑🏻⚕️「とにかく検査をしないと食べさせることはできないので、リハビリを希望されるのであれば、やる価値はあると思いますよ」
あちらにすれば検査してほしいと言っていたくせに、なんで土壇場で即答しないのかと呆れたかもしれないけれど、この時の私は、今までにいろいろありすぎて、慎重だった😅
とりあえず、いったん電話を切って、知人の医師にも確認してから、すぐまた電話をして検査をお願いした。
(ちょっと疑り深くてよくなかったかなと思ったこの時の反省が、後から叔母の時に失敗につながってしまった😣 そのことは後で書くことになりますが. . . とにかく、病院によるけれど、慎重であることはとても大切です!)
そして、当然のことだが、
母の嚥下機能は何ら問題がなく(ずっと問題ないって言い続けていたよね、私😭)、検査で証明されたことで、やっと食事のリハビリはスタートすることになった👍
(つづく)
現在は、言語聴覚士さんがいらっしゃる病院、施設も増えてきているようで、嚥下機能に対する意識も以前より良くなっている気がしますが、どうでしょうか。
胃ろうについても、むやみに胃ろうを勧めるところも減ってきていると聞きますが. . .。
胃ろうでも、中心静脈栄養でも、必要な人に適切に提案されるといいなぁと切に願います。