診療所からの申し送りで、読み書きもできない重度認知症患者になっている?! | てんてこまいの介護日記

てんてこまいの介護日記

母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

ご訪問ありがとうございますおねがい
新しいケアマネさんのもと良い方向に再スタートするかと思った矢先、叔母が救急搬送されてしまいました。続きです。前回の話はこちら⬇️


病室に行くと、窓際の奥のベットで叔母が心細そうに横になっていた。


「大丈夫?」

と私がベット脇に行くと

「ああ、まいちゃん、あなたにばかり迷惑をかけて、ごめんなさいね。」

と言いながらホッとしたような顔を見せた。


そこに看護師さんが問診票を持ってやってきて

「少しお話しを聞かせて下さいね」

と私のもとに歩みよってきた。


看護師さんは、早口で叔母の名前、性別、生年月日などを確認して、問診票にペンを走らせた。


そして、同じく早口に

「文字は書けませんね、読めませんね」

と言いながら、問診票の項目の"できない"に⭕️をつけたので、


私は慌てて


「読み書きは普通にできますよ!読書が趣味ですし、字も達筆です」(後半はよけいだったか😅)


看護師さんは驚いて、書き直しながらも半信半疑だ。


そして看護師さんは

「オムツにするので、自分で使っている物を持ってくるか、こちらで購入するか決めて下さいね」


「え?オムツ?!今までオムツなんてしたことないんですけど」


と言った私の言葉に


「え?!そうなの?」

と、看護師さんが怪訝そうにしている。


そして、叔母に向かい大きな声で


「並木さん(叔母の苗字)、オムツにするから!」

と言うと

「オムツ?!  オムツになんてしないわよ!ムキー

当然のことながら、叔母が気色ばむ。


そこにちょうど先生が

「どうですか?並木さん」

とやってきた。

そこで私はすかさず

「トイレに行かせるのは難しいでしょうか」

と聞くと、先生は叔母に向かい

「並木さん、どう?歩けそう?歩いてトイレに行けるかな?」

と優しく問いかけた。叔母は

「ええ、行けると思うわ」

と素直に答えた。


すると、先生は看護師さんに

「本人が行けると言っているから、オムツじゃなくてトイレに行かせてあげて」

と言ってくれた。

看護師さんは不服そうだった。


さっきから気になっていたが、看護師さんとの話しが全く噛み合わない。


どうも私が来る前に、ヘルパーさんから聞いて、かかりつけ医ということで、例の診療所に問い合わせをして予めいろいろ確認していたらしい。

そこで、重度の認知症で話しも通じなくて、問題行動も多いと伝えられたらしい。

だから、読み書きもできないし、オムツという認識になってしまったようだ😞


持ち物についての話になった時、看護師さんは遠方から来た私を気づかって、もう日も暮れてきたので、

「スリッパが必要だけれど、靴があるからすぐに用意しなくてもいいですよ」

と言ってくれた。

それを聞いた叔母が

「靴を素足で履くなんて困るわ。スリッパはすぐに必要よ」

と言ってきた。看護師さんは、叔母に


「わがまま言わないの!姪御さんが大変でしょ。靴を履けばいいのよ、何も問題ないから」

と強い調子で言った。


「ああ、そうか、まいちゃんが大変なのね。でも、靴をそのまま履くなんて...」

と叔母がグズグス言い出したので、私が


「いいわよ、スリッパすぐに持ってくるようにするわ」

と言うと叔母はホッとしたように


「ありがとう、悪いけどそうしてちょうだいね」


看護師さんはこれを受けて、叔母を苦々しく見て

「本当にわがままなんだから」

と舌打ちをした。


初めての看護師さんなのに、やたら、叔母へのあたりが強い。私には優しいから、診療所から性格についても何が申し送りがあったのか...😞



病院は大きく見えたが中規模で、病院内に売店はなく、歯ブラシなど小さな必要品だけ自販機で買える。

まわりにお店はないが、最寄駅まで15分ほどなので、駅にもどればコンビニや大きなスーパーもあり買い物ができる。

最寄駅と病院の間くらいに叔母の団地があるので、叔母の部屋の確認もしながら、駅に行って買い物をして、病院に戻ればいい。


看護師さんから、一階で入院の手続きもするように言われる。

やらなければいけないことは沢山ある。


今日、家に帰れるのは何時頃だろう。

母と子どもたちの顔が浮かんだ😞

(つづく)