転職支援をしている斉藤です。
転職活動は孤立無援な闘いです。ましてや40代中高年はプライドがあるため「 失業しました。誰か助けてください 」と救難信号を発しない方がいかに多い事か!!
我々は幸運にも(?)会社が追い出し屋であるアウトプレースメントをあてがってくれた為、転職活動の居場所は確保できていました。
でも
精神的には孤立無援でしたよ?
アウトプレースメントは、我々の未来のために活動しているのではなく
我々が一日も早くどこでもいいから次の転職先を決めることに重きが置かれているため
ほんまに適当
誰でも応募すれば内定がもらえる再就職先をゴリ押しされ
↓
ブラックな現場に耐え切れず、離職
↓
誰でも応募すれば…の繰り返しで
私たちの心はボロボロでしたよ?
でも、そんな荒んだ私の心を癒してくれたのは、親友でした
Tさん(49歳)のケース
職歴:高卒。フォークリフト免許取得。中堅クラスの商社に5年勤務。その後、電気部品会社に10年、同業他社に2年勤務。
現在の貯蓄額:2000万円
40代の転職者はリーマンショックで就職できずに絶望した
業績落ち込みで2008 年に当時勤めていた電機部品会社をリストラされてしまったTさん。すぐ次の仕事が決まりかけたがリーマン・ショックの影響で本採用は見送りに。
「 試用期間分の3か月は雇ってくれましたが、アポなし営業で5万円の商品を3か月で300万円分売るという現実的に達成不可能なノルマでした。到達できずに解雇され、もうどうでもよくなって、それからしばらくはひきこもってました 」
3年後、再び職探しを始めようとするが、その矢先に交通事故に遭ってしまい、1年を棒に振ってしまう。
しかし、「 200万円強の保険金が下り、1年分の生活費が浮きました 」と彼は何故か前向きでした。
貯金を切り崩して生活する40代の失業者は未来に絶望する
今は貯金を取り崩して生活しているが、贅沢さえしなければ蓄えはまだ十分にある。働いているときはボーナスに手をつけず、コツコツと貯めてきたから「 今もなんとか踏みとどまれている 」と言い放つ次第。
「 物価の安い海外に移住してリタイア生活をするって選択肢もあるけど、僕は寂しがり屋なのでこの年で見知らぬ土地に住むのはキツい。それにまだまだ働きたいって気持ちも残っています 」
そんな状況だからこそ友人の存在が心の支えになっているとか。
「 生まれ育った街に今も住んでいるので顔を合わせれば、『働けよ!』って冗談交じりに尻を叩いてくれるツレもいる。何かと気にかけてくれ、本当に感謝をしています 」 とのこと。貯金と友人、この2つがあるおかげで、心のバランスを保つことができるというTさん。
「 まだまだ自分では若いつもりですけど、周りの同級生の子供はもう大学生だったりする。そういう現実とのギャップはツラいです。それに趣味で知り合った仲間には無職であることを隠しているのも少し心苦しい 」と彼は言う。
40代の転職が失敗して絶望しきってしまう前に、正しい戦略と戦術を学んでみませんか?
転職が上手くいかず未来に絶望していた私を救ってくれたのは、事業に失敗して2年間引きこもっていたM先輩でしたよ?