人には言えない恋愛篇 その33「マユ⑫」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

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 元カノ「マユ」とのセックスは、最初はきちんとコンドームを付けてしていました。

 ある時マユが私に言いました。

 

「マユさ、妊娠しにくい体質みたいなんだよね。だから生でしても大丈夫だよ」

 微笑みながらゆったりとした口調で言われると、何だかそんなような気になって来ます。

 私も当初は、

「いや、でも妊娠しちゃったらまずいからさ」

 と断っていましたが、それからマユは、度々自分が妊娠しにくい体質だと言うようになりました。

 

 繰り返し言われる事によって、私も根拠の無いその話が真実のような気がして来ました。

 なので、彼女との性行為のほとんどは、コンドームを付けないでしていました。

 

 

 

 私が安心して生で挿入出来た理由の一つに、彼女が助産師で妊娠周期に詳しいという点がありました。

「マユだって、毎朝基礎体温計ってるしさ、この日はやばいなって時は、さすがに言うよ。だからエルさん安心して」

 と言ってくれました。

 

 ですから、

「今日は中で出しても大丈夫」

 と彼女が言えば、その言葉を信じ中に出していました。

 彼女は何と言ってもその分野のプロ、助産師なのですから、私も安心して彼女に任せてその指示に従っていました。

 

 

 

 ある日彼女の自宅に訪ねた時の事です。

 前回記事「マユ⑪」でもお伝えしましたが、彼女の自宅には、月に一度のボランティア活動だと嘘をついて行っているので、前回訪れた時から一ヶ月が経過しています。

 

 

 

 マユの部屋について、お茶を飲みながら談笑していた時の事です。

 マユがこんな恐ろしい事を言いだしました。

 

「マユさ、先月黙ってたんだけど、実は危険日だったんだよね」

 

「え!?おいおいおい!お前黙ってたの!」

 

「うん。マユ悪い子でしょ」

 マユはそう言って、クスクス笑い出しました。

 

「マジかよ……」

 さあーっと、血の気が引いていくのを感じました。

 

「……残念ながら妊娠はしていませんでした」

 マユはそう言って、チッと舌打ちしながら指をパチンと鳴らしました。

 

「いやいやいやいや、ほんと勘弁してよ」

 私がそう言うと、体育座りをしてあらぬ方向を向いていたマユが、ぺろっとベロを出しました。(このベロ出しは彼女がよくやる仕草でした)

 

 基礎体温は、基本的に女性任せです。

 もし仮に私が毎回チェックしたとしても、それが本当に彼女の基礎体温表なのかは分からないのです。(例えば本当は危険日なのに、安全日のように書き込んだりも出来る)

 

 マユは私との子供が欲しかったのだと思います。

 それは彼女が妊娠出来るギリギリの年齢だった事もありますが、子供という理由が出来れば、ここまで嫌いで愚痴ばかり言っている妻(前妻)とは別れて、自分の所に来てくれるだろうと思っていたのだと思います。

 彼女の子供が欲しいという欲求は、私達の付き合いが長くなると、顕著な言動となって表れて来ます。

 

 

 

 

同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。