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ある時から前妻は、私を操り他者に攻撃をするようになりました。
その一つに、長男への暴力があります。
「ねえ!ちゃんと〇〇を叩いてよ!」
と言われ、私が渋っていると、
「あんたがやらないから、〇〇がなめるんだろ!」
※○○は長男の名前。
と私のモラルに訴えかけ、あたかもそれが当然与えるべき親の教育だと言って、私を動かしました。これも一つのモラハラですね。
私はそう言われる度に、嫌々ながら長男を叩いていました。
実はこれは、身内だけでは無く、他人へも度々攻撃の手は加えられました。
私が今でも心に残っている場面があります。
当時住んでいた自宅に向かう道に、自転車を押したおばあちゃんがいました。おばあちゃんは道の真ん中で小休憩を取っていました。
その時私達は車に乗っており(私が運転手、助手席に前妻が乗っていた)、ちょうどおばあちゃんがとうせんぼをする形になり、私達の車は道を曲がれずにいました。
我が家は小高い丘の上に建っており、おばあちゃんは急な上り坂をひいこら言いながら自転車を押して来たわけなのです。頂上についたおばあちゃんは、そこで一息入れていたのでしょう。
相手はご年配の方です。誰が見てもしんどそうですし、しばらくすれば再び歩き出すでしょうから、止まって待っていてあげるのが親切でしょう。誰だっていつかは年を取るのです。
私はおばあちゃんが動き出すのを待っていました。
すると前妻は、急に怒鳴り声をあげました。
「クラクション鳴らせよ!」
私は、おばあちゃんがしんどそうなのに、クラクション鳴らしてどかすって、こいつどんな神経しているんだ。と思いました。
私が逡巡していると、先程よりも大きな声で前妻は言いました。
「早くクラクション鳴らせよ!!!」
私はその前妻の怒鳴り声にパッと反応してしまい、思わずクラクションを鳴らしてしまいました。
鳴らした瞬間、マズったと後悔しましたが後の祭りです。
車に乗っている私にも分かるような、飛び上がるような驚いたリアクションを、おばあちゃんは取りました。突然のクラクションの大きな音にびっくりしたのだと思います。
おばあちゃんはこちらを睨みつけました。
前妻はおばあちゃんに見えるように(見せつけるように?)、
「どけよ!」
と大げさなリアクションで、再び怒鳴りました。
おばあちゃんは受けたあまりの衝撃にパニックになり、自転車を押すのでは無く、持ち上げて道のはじまで移動しました。道があいたので私は車を動かしました。その間おばあちゃんはずっとうちの車を睨んでいました。
我が家はそこから二軒先でした。
車を止め、外に出ても、まだおばあちゃんはこちらを睨みつけていました。私は心の中で「ごめんなさい」と言いながら家に入りました。
ご年配の方が坂道を、自転車を押しながら歩いていた。もうそれだけで心拍が急速にあがりそうな出来事なのに、それに加え、予期せぬ車の大きなクラクションの音です。驚いて、急性心筋梗塞をおこしてもおかしくない状況です。
もしも、私が鳴らしたクラクションでそのおばあちゃんが亡くなってしまったのならば、恐らく前妻はこう言うでしょう。
「私はクラクションを鳴らしてない。鳴らしたのはあんたでしょ。あんたがおばあちゃんを殺したんだ。私は関係ない」
とね。
他人を操り、他者を攻撃する。
しかし何か問題が起きた時は、責任逃れをし、自分は何も悪く無いと言う。
自己愛性人格障害者の特徴です。
同じ赤い血の通った人間とはとても思えません。
本当に何も起こらなくて良かったです。もしもおばあちゃんが心筋梗塞で亡くなったりしていたら、私は自責の念にかられて、精神的におかしくなっていたかも知れません。
ちなみに前妻は、この前に何か機嫌を損ねるような出来事があったわけではありません。突然意味もなくキレました。
この頃の私は、すでに元カノと付き合っており、前妻の矯正は完全に諦めていた頃です。この時の彼女の間違った言動も、別段咎める事無く、何も無かったかのように流したと思います。
この女は、何を言っても無駄。
そう考えていました。
すでに離婚へのカウントダウンは始まっていたのでしょう。
※同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。
批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。