こぼれ話その2「絵の額」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

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 書き忘れていたエピソードがあったので、時系列ではだいぶ前の話になるのですが、記しておきたいと思います。

 披露宴の後の事です。時期的には、この記事「こぼれ話その1「美容師に駄目出し」」の後になります。

 

 

 

 披露宴が終わり、親戚一同も解散し、私達は新居に帰る事になりました。

 仲人をして下さった方と、色々と相談に乗ってくれた友人夫婦に、それぞれ絵を送りました。実はその絵は、三部作になっており(三枚で一つの物語になる)、私達の新居にも同じシリーズの絵を飾る事にしました。

 その絵を飾る額を、披露宴の帰りに見に行こうという約束になっていました。

 

 店内で額を物色していた私は、色々と見た結果、あの絵に合う額は黄緑の額だと思い、前妻にこれにしようと言いました。

 すると前妻は、少しも考えもせずに、

 

「変。部屋の雰囲気にも合って無いし」

 と言い出しました。

 

「いや、別に合うでしょ。それにあの絵の雰囲気だったら、この黄緑の額が絶対に合うって」

 と私は言いました。

 

「えー!変だよ。絶対変。あんたセンスが悪いから」

 全くこちらの提案に寄り添う事もせず、頭から全否定する前妻に対し、瞬間的に頭に血が上りました。

 

「うるせえな。一々人の言う事にケチ付けやがって、死ねよ」

 くらい言ったと思います。

 前妻は何も言わず、ぶすっとしていました。

 

 私は強行して、その黄緑の額を注文しました。

 結婚後初の夫婦喧嘩でした。

 

 

 

 しかし、その後が地獄でした。

 私が選んだ黄緑色の額を見る度に、何となく部屋の雰囲気に合っていないような気になるのです。

 覚えてはいませんが、前妻からも度々、額の色が変だと言われ続けたのだと思います。それで、私は自責の念を抱くようになりました。

 

こんな思いをするぐらいだったら、前妻の言う通り、彼女の好みの額の色にしておけば良かった

 と思うようになりました。

 

 今思えば、これが全ての間違いの始まりだったのだと思います。

 額の色は絵の雰囲気に合っていました。

 それなのに自分の我儘を通すのでは無く、前妻の言う通りにしておけば、嫌な思いをしなかったという念だけが残りました。

 

 数年後。

 私の選んだものに対して、相変わらず口うるさく言う前妻に嫌気が指し、パンツやシャツ、Yシャツやネクタイのチョイスに至るまで、全て前妻のセンスに任せてしまうという愚行に及んでしまうのです。

前妻の着せ替え人形。

前妻が居なければ、ネクタイ一つ選べないダメ男。

 に成り下がってしまうのです。

 

 これが後の、前妻が居なければ一人で生きていけない。子育ても家計も前妻がいないと出来ないという思考に繋がってしまったのです。

 

 私は披露宴の最初の日から、道を踏み外してしまったのです。最初はそのブレは小さなものでしたが、徐々に大きく道を踏み外してしまう結果になるのです。

 

 

 

 

 

同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。