他人に言えない恋愛篇 その19「サトコちゃん」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

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 実は、SNS開始初期から仲良くしていて、しかも電話友になり、何度かこちらが塩対応をしたのにも関わらず、ずっと最後まで仲良くしてくれた女性が二人います。

 

 一人は、最後の最後、もう不倫はやめようと思ったきっかけになった女性なので、最後に登場します。

 

 もう一人は、サトコちゃんという女性です。

 彼女は私よりも八歳年上でした。

 

 彼女は離婚してシングルマザーで、小学生の息子さんが一人いました。お住まいは北海道です。

 

 まだウィルコムの存在を知らなかった私は、当時ドコモがオプションとして設定していた三人までなら通話無料というプランに、携帯がドコモだったサトコちゃんに入って貰って、その一枠を自分にして欲しいとお願いしました。

 

 快く承諾してくれたサトコちゃんは、私の電話番号を無料プランの指定枠に入れてくれました。

 それから週一回程度のペースで彼女と話すようになりました。

 

 実はサトコちゃんとは、二回ほど一緒に食事をした事があります。

 彼女が元夫に子供を会わせるのに、関東に来た時に約束して夜に会いました。彼女の元夫は横浜に住んでいたのです。

 しかし会うと言っても、必ず息子さんがついてきていましたので、二人きりで会った事はありません。

 

 

 

 サトコちゃんは40代でしたが、年齢よりも若く見え、顔も美人の部類に入ると思います。

 しかし、会話がとてもつまらなく、毎回電話をするのが苦痛でした。

 

 エンタメにも興味があり活動的な彼女でしたが、何故か私とは相性が合わず、会話を盛り上げるのに苦労した覚えがあります。

 万事そんな調子ですから、電話をかけて彼女が出なかった時には、ホッと胸をなでおろすなんて事もしばしばでした。

 

 

 

 ある時の電話での事、彼女がこう言いました。

 

「今度さ、そっちに行った時にね、●●を元旦那に預けようかと思ってるんだ。そしたら二人で会えるよ」

 

「あ、そうなんすか?」

 

「●●にも、エルさんと二人で会って来ても良い?って聞いたら、別に良いよって言ってくれたし……」

 

「そうなんですね」

 

「でね……、エルさんは私なんかでほんとに良いの?」

 

 

 

 私はこの時の会話の意味が、リアルタイムでは分かりませんでした。

 細かい受け答えは失念しましたが、

「良いに決まってるじゃ無いですか!」

 みたいな適当な受け答えをしたのだと思います。

 

 しかしサトコちゃんとしては、私と男女の関係になりたかったのだと思います。

 やんわりとした告白だったのかも知れません。

 

 実は私としては、彼女は年齢も上でしたし、ジェネレーションギャップなのか話もかみ合わなかったので、恋愛対象からは完全に外れていました。

 しかもこのサトコちゃんの告白めいた通話の時は、出会ってからすでに5~6年が経過していたので、恋愛初期のドキドキするような浮かれた気持ちもありませんでした。

 

 私の反応の鈍さに気が付いたのでしょう。

 この時の会話が実現する事はありませんでした。

 

 

 

 この後、私が特定の女性と仲良くする度に、サトコちゃんの事は放置してしまいました。

 しかしその特定の女性と別れると、又寂しくなりサトコちゃんに電話してしまいました。

 その都度彼女は嫌がらずに、普通に対応してくれました。

 

 最後に彼女と話したのは、息子さんの大学入試の時でした。

 あの小学生だった男の子が、大学入学かと思ったのを覚えています。

 

 最後は、不倫をやめようと決意した私が、全ての女性のアドレスを消去する事により、彼女との関係も自然消滅してしまいました。

 最後に一言、感謝の気持ちを伝えておけば良かったなと後悔しましたが、今となっては後の祭りです。

 

 

 

 

 

※同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。