巷で騒ぎになっている吉本芸人による闇営業と、シタやサレを叩いている連中の意外な共通点に関して、今回は考察したいと思います。
正直私は、パーティーに参加した芸人を悪いとは全く思いません。
そもそも悪いのは、詐欺等を働いている反社会的勢力なのであって、彼らでは無いと思います。
彼らを悪いとしている理由としては、金の出所が反社会的勢力だったから。
と言う一点に尽きます。
その理屈だと、金さえ貰って無ければ、反社会的勢力のパーティーに出席して、そいつらを笑わせて喜ばせても良い事になります。
金を貰ってるか貰って無いかが問題では無く、反社会的勢力のパーティーに参加して芸をして、そいつらを喜ばせてしまった。
その事の方が、詐欺被害で苦しんでいる人はショックを覚えるのでは無いかと私は思います。
そもそも、反社会的勢力から金銭を貰っているという意味においては、パーティー会場を貸した(恐らく)ホテルも罪に問われなければならないと思いますし、彼らが普段着ている服を売った洋品店、彼らが普段食べている食材を売ったスーパーも同様でしょう。
しかし、世間でバッシングされているのは、芸人だけです。
芸人は芸を売って生計を立てているわけですから、芸の対価として金銭を受け取るのは当然だと思います。事務所を通して無いから、脱税云々。という話しなら又別ですが、どうやら問題となっているのはそんな所では無いと思われます。
世論を騒がせているキモの部分は、私見ではこうです。
「ちょこっと芸を披露しただけで、100万も貰えるのかよ!ずりーぞ!宮迫」
世論の怒りの根源は、貧乏人のひがみ、妬みの感情でしょう。
実際、同じくパーティーに参加した若手芸人は、数万程度しか貰っていなかったので、謹慎処分にはなってはいますが、同情の声さえあります。
つまりこういう事です。
(たてまえ)
「反社会的勢力のパーティーに参加して、金を貰うなど言語道断だ!」
(本音)
「一回で100万も貰うだと!ふざけんな!懲らしめてやる!」
今回はたまたま、攻撃しても良い状況になったから攻撃しただけで、バッシングしている人達は、単に金持ちが羨ましいだけです。つまり貧乏人のひがみなわけです。
先に言いましたが、反社会的勢力からの金銭譲渡を許せないのならば、パーティー会場のホテルにも同じように非難しなければなりませんし、そもそもホテルが反社会的勢力に会場を貸したりしなければ、こんな事にはならなかったわけですしね。
実はこれは、そっくりそのままシタサレブログ界にも当てはまる構図です。
シタやサレを叩いている人達。
この人達は皆、間違いなく不幸な人生を送っています。
夫に不倫されて、でも別れて自立するのは無理だから、嫌だけど仕方なく再構築を目指しているサレ妻。
とか、
妻子ある人と不倫をしているが、一向に奥さんと別れてくれないし、単なるセフレとしか見られていない惨めな自分。
だったりします。
この人達の本音とたてまえはそれぞれこうです。
まずはシタを叩いている人。
(たてまえ)
「不倫とかして、奥さんと子供が可哀そうだと思わないんですか!反省して下さい!」
(本音)
「リア充な生活しやがって、私はこんなに不幸なのに!幸福そうなこいつは許せない!懲らしめてやる!」
次にサレを叩いている人。
(たてまえ)
「あなたが酷い妻だから、夫が不倫に走るんですよ!夫を責めるのでは無く、自分のした事を反省して下さい!」
(本音)
「自分はシタ側だから、幸福そうなシタは叩けない。でも誰かを叩きたい!あ、そうだ!弱そうなサレ妻でも叩こーっと」
幸福そうなシタや、弱そうなサレを、コメントやメッセージ、ブログで攻撃している人達。この人達の動機は、正義感ではありません。
自分が不幸な生活を送っている。だから幸福そうな奴や弱そうな奴を叩いて、ストレス解消したい。ただそれだけなのです。
シタやサレブロガーを叩いている連中の主な動機。
それは100万貰った宮迫氏や、50万貰った田村氏を叩いている連中と同じ、
ひがみや妬みと言った負の感情なのです。
最後に、今回の一連の吉本芸人による闇営業で、一番悪かったのは、
「会見したら、全員クビにするからな!」
とパワハラをした吉本社長でしょう。
こいつは本当にとんでもない奴だと私は思います。
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