”♪カッコーの仕事は♪Cuckoo, Cuckoo, What do you do?” | てんぱりまっくす~あるいは、スクナビコナ~のブログ

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一度ツイッターに浮気しましたが、やはりこちらのほうが落ち着くようです。

ただいま(/-\*)

超訳はてなマークーー「四月になれば彼女は」


再見与初見
耳是人生現
雲一粒雨変
雨一筋川転
川澎湃海変
海一群雲転
時代亦斯現

「サヨナラ」と「ハジメマシテ」
人生についてまわるのはこれだけ
雲が一粒の雨の雫として落ちて、
雨はやがて河川となって流れて、
河川は澎湃たる海に辿り着いて、
海の水は蒸発して再び雲になる。
(人も)時代も生々流転繰り返す。
ーーてんぱりまっくす


古池や蛙飛び込むサイレンス
ーー水紋芭蕉
笑い仮面さんの上記リブログ記事を拝読し、サイモン&ガーファンクルさんの「四月になれば彼女は」を思い出しました爆笑

笑い仮面さん、ありがとうございます立ち上がる歩く



超訳はてなマーク「四月になれば彼女は」


四月、雨の力を得て小川の水に命が吹き込まれるとき、彼女は来るだろうーー(彼女の長い髪はさらさらと流れる小川のよう、彼女自身が小川の精霊なんだろうか?)

五月、彼女は私の腕の中で休み、とどまるだろうーー(私は彼女の長い髪を腕の中で感じる。私は小川のせせらぎの中にやすらうよう)

六月、彼女は変調をきたすだろう。おだやかな小川の流れを思わせた彼女は前後不覚に陥り、濁流のように流れていくだろうーー(私はなす術もなく佇むことだろう)

七月、彼女は小川から飛び立つ小鳥のように私のもとから飛び立つだろうーーあるいは、彼女は指の間から漏れていく一掬の水のよう(私には飛び立つ彼女を、私から逃げて行く彼女を引き留める言葉が見つからないだろう)

八月、彼女は私の心の中だけでは死ななければならない。それは考えるだけでもぞっとする。私の心の中に秋の風が冷たく吹き抜けるよう。

九月、わたしは思い出すだろう。かつてみずみずしく、色鮮やかだった愛は、今や見飽きてしまい、色あせ、いや、白と黒だけになってしまったことを。ーーさらさらと流れていた小川の清流が淀み濁ってしまったように。


【原曲】
April, come she will

When streams are ripe and swelled with rain

May, she will stay

Resting in my arms again

June, she'll change her tune

In restless walks she'll prowl the night

July, she will fly

And give no warning to her flight

August, die she must

The autumn winds blow chilly and cold

September, I remember

A love once new has now grown old

ーー作詞・作曲はポール・サイモンさんによる。


【「四月になれば彼女は」、「木の葉は緑」収録】

 

【セットで聴きたい、「木の葉は緑」】


(前略)

Like a poem I meant to write

「ような」「詩」「私」「意味」「書いたこと」ーー「詩」になり損ねた私の言の葉は

(中略)

 And they crumble in your hand

「詩」になり損ねた私の言の葉は、一掬の水のようにあなたの手から崩れ落ちてしまう

 I threw a pebble in a brook

小川に小石を投げる(ように、私は「詩」になり損ねた私の言の葉を君に捧げた)

 And watched the ripples run away

波紋がせせらぎにかき消される(ように私の言の葉が君の中に消える)のを眺めた

 And they never made a sound

何の音も立てずに

(中略)

 And they crumble in your hand

「詩」になり損ねた私の言の葉は、一掬の水のようにあなたの手から崩れ落ちてしまう

(中略)

Hello, hello, hello, hello 

はじめまして、こんにちは

Good-bye, good-bye, good-bye, good-bye

さようなら、また会いましょう

 That's all there is 

あるのはそれだけ

And the leaves that are green turn to brown

若々しい緑の葉はやがて枯れ葉になる
(僕らが生まれるずっと前から、そして、僕らが死んでからずっと後も)

ーー「木の葉は緑」より。作詞・作曲はポール・サイモンさんによる。

【その他、連想した曲】








 【「何度でも」収録】

 


ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
ーー鴨長明さん「方丈記」より。



松尾芭蕉さんは、若い頃、土木工事技師として神田川の上水工事に携わった、という。
ところで時代や運命や人生などはときに、川の流れになぞらえられる。
松尾芭蕉さんは、それらをーー時代や運命や人生をーーただ翻弄されるだけでなく、ときに流れにあらがい、ときに自らが流れをつくり、ときに橋を架けたり、……そんな道を探した船頭(先導)であり、土木工事技師であり、ーー「不易」には身を任せ、「流行」を自らつくるーー旅人であったのかもしれない。
(そういえば、サイモン&ガーファンクルさんの、アート・ガーファンクルさんは建築学を専攻していた。彼らの最大のヒット曲が、「明日に架ける橋」ーー自然の脅威にあらがう「橋」が含まれているーーだったのは、きっと偶然ではない)

【松尾芭蕉と神田上水:東京の川の歴史】
https://hix05.com/rivers/river03/river036.html


このような手紙を、もし嘲笑するひとがあったら、そのひとは女の生きて行く努力を嘲笑するひとです。女のいのちを嘲笑するひとです。私は港の息づまるような澱んだ空気に堪え切れなくて、港の外は嵐であっても、帆をあげたいのです。憩える帆は、例外なく汚い。私を嘲笑する人たちは、きっとみな、憩える帆です。何も出来やしないんです。
 困った女。しかし、この問題で一ばん苦しんでいるのは私なのです。この問題に就いて、何も、ちっとも苦しんでいない傍観者が、帆を醜くだらりと休ませながら、この問題を批判するのは、ナンセンスです。私を、いい加減に何々思想なんて言ってもらいたくないんです。私は無思想です。私は思想や哲学なんてもので行動した事は、いちどだってないんです。
ーー太宰治さん「斜陽」より。


Sail on silver girl 出帆するのだ

Sail on by 月光で銀色に輝く乙女よ

Your time has come to shine

今こそ君が輝くときがきた

All your dreams are on their way

君の夢の全てが叶う道筋が整った

See how they shine

この道がどんなに輝かしいかをご覧

Oh, if you need a friend

寂しかったら

I'm sailing right behind

僕がすぐ後ろをついていってあげよう
いつでも君に助け舟を出せるように

Like a bridge over troubled water

洪水の上を渡れる橋のように

I will ease your mind

君の心の洪水を解決してあげよう

Like a bridge over troubled water

涙で何も見えなくなってしまった君の

I will ease your mind

心の燈台になろう

ーーサイモン&ガーファンクルさん「明日に架ける橋」より。