9月から18週にわたったレギュラーシーズンが終了、プレーオフ進出チームが出そろい、初戦の組み合わせが下図の通りに決まった。シード1位のサンフランシスコ・49ERSと、ボルティモア・レイブンズはプレーオフ初戦が免除され、全試合がホームゲームとなる。プレーオフでは常にシード順位の高いチームが順位の低いチームと対戦することになっていて、2戦目の組み合わせは1戦目の結果で決まる。(○囲み数字がシード順位、末尾に選手動静)。
■ビルズ 21-14 ドルフィンズ
勝った方がAFC東地区優勝と第2シードを手にする一戦はビルズが逆転勝ち。エンドゾーン内でのパスインターセプションやファンブルロストもあって追いかける展開となったビルズだったが、第3Qに相手パントをキャッチしたWRディアンテ・ハーティが96ydのリターンTDを決めて14-14の同点として形勢が逆転。続く相手攻撃をスリーアンドアウトで終わらせると、次の攻撃でTDを奪って勝ち越し、そのまま逃げ切った。
■テキサンズ 23-19 コルツ
テキサンズがAFC南地区を制して2019年以来のプレーオフ出場を手にした。ルーキーQB C.J.ストラウドがファーストドライブの最初のスナップでWRニコ・コリンズへ75ydのTDパスを決めると、試合を通じてコリンズとの間で計195ydのパスを成功させて得点に結び付けた。コルツは第4Q終盤に敵陣15ydでの4thダウンギャンブルで、キャッチすれば1stダウン更新だったパスをワイドオープンのレシーバーが落球する痛恨のミスでチャンスをつぶした。
■カウボーイズ 38-10 コマンダース
カウボーイズが全てのドライブで敵陣に進出、5個のTDを奪って順調にリードを広げて快勝、NFC東地区優勝とシード2位を確保した。守備陣も4回のパスインターセプションやファンブルリカバリーで相手の得点機会をつぶした。
■ジャイアンツ 27-10 イーグルス
イーグルスは攻撃が機能せずにいいとろなく敗れ、NFC東地区優勝を逃してシード5位となった。前半は7回の攻撃を自陣で終えて無得点。唯一敵陣に入ったドライブもファンブルロストで攻撃権を失った。24点差を付けられた第2Q終盤でエースQBジェイレン・ハーツは退いた。
■バッカニアーズ 9-0 パンサーズ
両チームとも攻撃に決め手を欠き、パントはそれぞれ6回を数えたが、敵陣に攻め込んだ4回中3回でFGによる得点を挙げたバッカニアーズがNFC南地区の優勝を決めた。パンサーズは2回TDを決めたかに見えたプレーがあったが、1回はゴールライン直前でファンブル、あと1回は反則でTDを認められず、結果的に完封負けを喫した。
■タイタンズ 28-20 ジャガーズ
■スティーラーズ 17-10 レイブンズ
ジャガーズの敗戦によってスティーラーズがシード7位でプレーオフに滑り込んだ。同点の第3Q終盤には自陣29ydからQBメイソン・ルドルフからWRディアンテ・ジョンソンへの意表を突くロングパスが71ydのTDパスとなって勝ち越し。守備陣も4個のQBサック、2個のファンブルフォースで相手に主導権を渡さなかった。
■パッカーズ 17-9 ベアーズ
パッカーズもシード7位でプレーオフへの進出が決まった。攻撃では7回のドライブのうち6回で敵陣に入って2TD、1FGを挙げ、守備陣が失点をFG3本に抑えてロースコアの試合を制した。QBジョーダン・ラブはチーム史上で初めて、ブレッド・ファーブもアーロン・ロジャースもできなかった先発QB1年目でのプレーオフ進出を果たした。
■ラムズ 21-20 49ERS
両チームともエースQBを温存し、ラムズは12月に契約したばかりのカーソン・ウエンツが初先発。第4QにはラッシングTDを決め、2ptコンバージョンも成功させてチームを逆転勝利に導いた。ラムズのドラフト全体177位指名ルーキーWRプカ・ナクアはこの試合で、レシービングydの新人記録(1473yd)を塗り替える1486ydを達成した。
【選手動静】
■契約
ダルビン・クック RB ボルティモア・レイブンズ
■リリース
ダルビン・クック RB ニューヨーク・ジェッツ
アイザイア・バッグス DT デトロイト・ライオンズ
ケビン・ストロング DT アリゾナ・カーディナルス
【8日の備忘録】
休肝日1日目。朝=ご飯1膳、塩サバ、リンゴ、昼=豚ロースネギ塩丼、ミニトマトと茹でブロッコリー、夜=鶏鍋。体重=60キロ。