ラグビーメモ(第103回高校大会決勝 2024年1月7日) | IN THE WIND

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新年最初のラグビー観戦は高校ラグビーの決勝。来週のリーグワン(D1)の試合日はライブを見に行く予定があり、次に関西でD1の試合があるのは2月下旬と間がかなり空くので、初めて高校ラグビーを見に行ってみた。今大会では実力が飛び抜けた2強の対決はロースコアの展開となり、最後までゴール前で攻防が続く熱戦の末、桐蔭学園が8-5で東福岡を下した。


高校ラグビーの全国大会が身近で開かれる関西に長く住みながら、これまで花園まで行って試合を見ようとは考えもしなかった。成長途上でフォワードでも細身の選手が多く、迫力やスピードもが物足りないと思っていたのが理由だったけれど、世代トップレベルの選手たちの戦いぶりは想像以上に見応え十分。両校から将来の日本代表が出るのが楽しみだ。


桐蔭学園は前半をほぼ敵陣でプレー。キックを蹴らずにボールをつないでいく攻撃にこだわり、タックルされてもFWは相手を跳ね飛ばし、BKは身のこなしでかわして簡単に倒れずに少しでも前へ出ていた。チーム唯一のトライも敵陣22Mライン付近で相手ノックオンのボールを拾った選手がハンドオフで1人倒し、タックルを引きずりながらインゴールまで持ち込んだ。


前半は防戦一方だった東福岡は後半も序盤は攻め込まれたが、インゴールからのキックで2度ピンチをしのいで追加点を阻止すると攻勢へ移り、その後は大半を敵陣でプレー。追い上げのトライはフィールドを幅広く使ったパスでボールをつないで奪った。その後敵陣でペナルティを得ても逆転を狙ってタッチキックを選び、何度もゴール前まで迫ったが届かなかった。


勝敗を分けたのは桐蔭の突出した防御力か。後半はほぼ自陣でのプレーを強いられたが、終盤のゴールラインを背負った守備でもボールに絡み、モールパイルアップやノットリリースザボールの反則でマイボールにしてしのいだ。許した1トライも右隅に追いやってコンバージョンは不成功。7-8になっていれば東福岡もペナルティからPGを選択しただろう。


東福岡は桐蔭を8点に抑え、後半は無失点だったのだからディフェンスが悪かったわけではない。ゴール正面でのペナルティやノックオンが直接失点につながってしまったのは巡り合わせに過ぎない。桐蔭のトライはほぼワンチャンを逃さず生かしたとも言え、桐蔭が隙のなさで上回ったか。春も桐蔭が勝ったそうだが、もう1度対戦すれば結果はわからない。


【7日の備忘録】

朝=ご飯1膳、ジャコ入り卵焼き、リンゴ、昼=カレーうどん、ミニトマトと茹でブロッコリー。飲酒=赤ワイン3杯。体重=61.2キロ。