NFLメモ(2022年 WEEK4) | IN THE WIND

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開幕から3連勝の2チームのうちフィラデルフィア・イーグルスが全勝を守り、マイアミ・ドルフィンズは1敗目を喫した。ラスベガス・レイダースが今季初勝利を挙げ、ヒューストン・テキサンズは開幕戦の引き分け後3連敗で唯一未勝利のチームとなった。


■フィラデルフィア・イーグルス(4-0) 29-21 ジャクソンビル・ジャガース(2-2)

雨中の一戦はイーグルスのオープニングドライブでジャガースによるパスインターセプトからのリターンTDで始まり、さらに1TDを追加したジャガースが14‐0とリード。しかしQB トレバー・ローレンスが4回ものファンブルロストを強いられ、うち3回は失点につながって逆転を許し、最後の1回も第4Q終盤の反撃の芽を摘んでしまった。イーグルスは134ydを走ったRB マイルス・サンダースのランを中心に堅実に攻め、いずれもラッシングで4TDを挙げた。

 

■シンシナティ・ベンガルズ(2-2) 27-15 マイアミ・ドルフィンズ(3-1)

ドルフィンズは今季好調のQB トゥア・タゴバロイアが前半終了間際にサックされた際に負傷退場。後半はFG1本に終わり、第4Q終盤にも敵陣に攻め込んだが、代役のQB ティディ・ブリッジウォーターがパスインターセプトを喫し、今季初黒星。ベンガルズはQB ジョウ・バロウが相手守備陣の好守に手を焼きつつも要所で効果的なロングパスを通して攻撃を牽引。K エヴァン・マクファーソンが57ydのFGを含むキック5本を確実に決めて得点を重ねた。

 

■バファロー・ビルズ(3-1) 23-20 ボルティモア・レイブンズ(2-2)

ビルズのオープニングドライブでパスをインターセプトしたレイブンズが前半、4ドライブ連続でリズムよく攻撃を進めて20-10とリードして折り返した。パスの精度を欠いたビルズのQB ジョシュ・アレンは後半自らラッシングTDを決めるなど積極的に走って劣勢を脱し、守備陣も同点の第4Q終盤で自陣エンドゾーンでパスをインターセプトするなど後半は無失点。残り4分余りで攻撃権を得たビルズは時間を使い切って決勝FGを決め、1敗を守った。

 

■カンザスシティ・チーフス(3-1) 41-31 タンパベイ・バッカニアーズ(2-2)

新旧の名QB対決はチーフスのパトリック・マホームズが高い能力を存分に発揮して3勝3敗のタイとした。ドライブ11回で8回敵陣に入り、うち7回は得点して終始をリードを保った。エンドゾーンまで10yd以内のゴール・トゥ・ゴール成功率は100%(3/3)でしっかりTDを取り切った。バッカニアーズはオープニングドライブを含む2回のファンブルロストが失点につながり、難敵相手にミスが出ては勝ち目はない。守備陣も相手の猛攻をしのげなかった。

 

■グリーンベイ・パッカーズ(3-1) 27-24 ニューイングランド・ペイトリオッツ(1-3)

ペイトリオッツは先発QB マック・ジョーンズをケガで欠き、代役を務めたベテランのブライアン・ホイヤーが前半早々に負傷退場、ドラフト4巡目(137位)指名の新人ベイリー・ザップが司令塔を任された。誰もがペイトリオッツの苦戦を予想しただろうが、ザップは攻撃ラインとRB陣に助けられながら大きなミスなく堅実なプレーを披露。第4Q途中までリードを奪ってパッカーズを苦しめ、オーバータイムにもつれ込む大接戦を演じた。 


■ミネソタ・バイキングス(3-1) 28-25 ニューオーリンズ・セインツ(1-3)

追いつ追われつの展開となった試合はキックの成否が勝敗を左右した。バイキングスが第4Q残り4分余りでTDを挙げて25-22と再逆転したものの、XPのキックを失敗。残り2分を切ったところでセインツはK ウィル・ラッツが60ydのFGを蹴り込んで同点としたが、バイキングスが残り29秒で47ydのFGを決めて再度勝ち越し。セインツは20秒余りの攻撃で敵陣に入り、残り2秒でラッツに61ydのFGを託したが、今度はポストに嫌われて同点はならなかった。

 

■ダラス・カウボーイズ(3-1) 25-10 ワシントン・コマンダース(1-3)

カウボーイズは守備陣が奮闘、コマンダースの攻撃をTD、FG各1本に抑えた。ラインマン、ラインバッカ―ともに出足鋭く、スクリメージラインを超えさせずに相手選手をタックルで倒す場面が目立った。コマンダースは攻撃時間、獲得ydで相手を上回りながら11回のペナルティーで136ydを失って自らの首を締めた。QB カーソン・ウェンツは12点を追う第4Qに敵陣10ydまで攻め込みながら無得点に終わるなど相変わらず勝負どころで詰めが甘かった。

 

■サンフランシスコ・49ERS(2-2) 24-9 ロサンゼルス・ラムズ(2-2)

49ERSは守備陣が素早く力強いプレッシャーでラムズのQB マシュー・スタッフォードに7サックを浴びせて自由にプレーさせずに失点をFG3本に抑え、第4Qには勝利を決定づけるパスインターセプトリターンTDも決めてNFC西地区の同地区対決を制した。FGで先行したラムズは1stダウン獲得数や攻撃時間で相手を上回ったものの、敵陣深くに攻め込んでから詰めを欠き、ファンブルロストなどのミスもあってTDを取り切れずに点差を詰めらなかった。

 

■テネシー・タイタンズ(2-2) 24-17 インディアナポリス・コルツ(1-2-1)

タイタンズが前半に挙げた24点を守り切った。QB ライアン・タネヒルが短いパスを確実に通し(成功率80.95%、17/21)、RB デリック・ヘンリーが114yd走ってバランスよく攻めた。ただ、後半は相手守備陣に手を焼き、3連続でスリーアンドアウトに終わるなど無得点に終わった。コルツはQB マット・ライアンがパスだけで相手の総獲得ydより100yd以上多い356ydを稼いだが、前半ファンブルとインターセプトから失点してリズムに乗れなかった。

 

■ロサンゼルス・チャージャーズ(2-2) 34-24 ヒューストン・テキサンズ(0-3-1)

開始早々のパスインターセプトで得た攻撃でTDを決めて流れをつかんだチャージャーズが前半だけで27点を挙げて主導権を握った。QB ジャスティン・ハーバートはパス成功率69.23%(27/39)、340yd、2TD、RT113.2と復調。テキサンズはドラフト4巡目指名のルーキーRB デイミオン・ピアースが最長75ydを含む131ydを獲得、1TDと気を吐き、後半も2年目のQB デイビス・ミルズがTDパスを2本通して追い上げたが、前半の失点が大きすぎた。

 

■シアトル・シーホークス(2-2) 48-45 デトロイト・ライオンズ(1-3)

シーホークスはQB ジーノ・スミスが安定したプレーで攻撃を牽引、RB ラシャード・ペニーが36yd、41ydの2本のラッシングTDを含む151ydを走るなど、9回のドライブで7回得点して終始リードを保って逃げ切った。ライオンズは第4QにQB ジャレッド・ゴフが3本のTDパスを通すなど後半だけで30点を挙げる猛反撃を見せたが、パスインターセプトからリターンTDを許すミスで流れをつかみきれず、守備陣も相手攻撃を止められず3点差に泣いた。

 

■ラスベガス・レイダース(1-3) 32-23 デンバー・ブロンコス(2-2)

レイダースが連敗を脱して今季初勝利。23失点はしたものの守備陣が要所で三つのQBサックやファンブルリカバーからのリターンTDを決める奮闘を見せ、第3Qを無失点で終えて流れを渡さなかった。攻撃ではRB ジョシュ・ジェイコブスがタックルされても倒れない力強さで144yd走って2TD。第4Qで2点差に迫られた直後のダメ押しのTDが光った。ブロンコスは3rdダウン成功率が27.3%(3/11)と攻撃が淡泊でファンブルロストからの失点も痛かった。

 

■ニューヨーク・ジェッツ(2-2) 24-20 ピッツバーグ・スティーラーズ(1-3)

ジェッツが3点を追う第4Q終盤、守備陣のパスインターセプトから得た自陣35ydからの攻撃を敵陣2ydまで進め、残り18秒でTDを奪って逆転勝ち。スティーラーズは先発QB ミッチェル・トゥルビスキーが精彩を欠き、後半はドラフト1巡目指名ルーキーのケニー・ピケットがNFLデビュー。自ら2ラッシングTDを決めて試合終了間際までリードを奪う原動力となったが、最後は自らのパスがインターセプトされてジェッツに逆転のチャンスを与えてしまった。


■アトランタ・ファルコンズ(2-2) 23-20 クリーブランド・ブラウンズ(2-2)

一進一退が続いたシーソーゲームをファルコンズが制した。13‐17と3点を追う第4Q序盤にTDを奪って逆転。再びリードを許した後もK ヤンオエ・クーが同点、勝ち越しとなる2本のFGを確実に決めた。先手を取られたブラウンズは守備陣が第2、第3Qを無失点でしのいで流れをつかむと第4QにRB ニック・チャッブのTDで逆転したが、再逆転された後の攻撃で敵陣に攻め込みながらQBサックで大きく後退、最後はパスをインターセプトされて万事休した。

 

【5日の備忘録】

朝=ご飯1膳、ジャコ入り卵焼き、リンゴ、昼=焼きそば、ミニトマトと茹でブロッコリー。飲酒=赤ワイン4杯。体重=59キロ。