続・ドル建て保険はどうなるのか | IN THE WIND

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ドル円の為替レートが先週は140円に迫る勢い。139円台も約24年ぶりだそうだ。今年に入って円安が止まらない中、ドル建ての終身保険で毎月払う$280余りの保険料が円建てでグングン上がっていくことについて5月半ばに書いた ドル建て保険はどうなるのか が意外にも根強く読まれている。総数は大したことがないけれど、毎月一定のアクセス数がある。同じような不安を抱いている人が多いのだろう。ちなみに今月の保険料は3万8千円台でレートは136円、6月は3万6千円台、129円だった。ちなみに最安の2万9千円台、103円台はつい2年前のことなのだ。

 

そんな猛烈な円安が続く中、アナリストの中には150円台まで行くという人も現れた。日本経済の見通しも不透明で、かつてのような円高水準に戻るとはとても思えない。それなら、ドル建て保険の保険料を一時払いにしてレートを固定してしまえば、円安で月々の保険料が上がるのに戦々恐々としなくて済む。折しもインフレ抑制に躍起の米金融当局の政策で日米金利差も開く一方で、ドル建て一時払いの終身保険の利率は、僕が世話になってる保険会社では6月の3.95%に対し、7月上旬は4.35%まで跳ね上がった。バブル時代の郵便貯金に近い高利率だ。

 

ということで、定期預金のうち100万円を取り崩して、一時払いのドル建て保険に新たに加入した。レートは138.25円だったので、ドル建ての保険料(死亡保険金)は$7,234。10年据え置き後(11年目)の死亡保険金、解約返戻金は$10,490で、返戻率は149%になる予定。仮に猛烈な円高が進行しても94円台までなら円建ての元本100万円を割らないという計算だ。すでに入っている月払いのドル建て保険の損益分岐点は111円台にまで上がった。さらなる円安進行で月払い保険の元本確保が危うくなった時に備える保険的な意味もある、というのは素人考えか。

 

政府が旗を振る「貯蓄から投資へ」に踊らされているようだし、老後資産で言えば100万円が150万円になったとしても焼け石に水だけれど、現金で持っていても全然増えないし、全財産をつぎ込むわけではないので、資産を増やす投資の経験は少しでも積んだ方がいいと思う。もっとも、今回のドル建て保険の契約でも円建てで100万円の保険料は振り込んだ日によってレートが変わり、1週間前は135円台だったのが136円台になり、待っていれば利益確定で少しは円高に戻ると期待して様子を見ていたらあっという間に138円台。痛い経験は確かに積めた。

 

 

 

【18日の備忘録】

昼過ぎ、宮城から帰還。朝=ホテルの朝食、昼=カレーうどん、ミニトマトと茹でブロッコリー。飲酒=白ワイン6杯。体重=59.2キロ。