YASSさんこと鈴木康博さんがMCを務めるラジオ番組 メインストリートをつっ走れ！ の2022年1月第4週の放送.。YASSさんが影響を受けた曲を紹介する YASS SELECTION のコーナーはイエスの「Owner of a Lonely Heart」(1983年)とタコ(TACO）の「踊るリッツの夜」（原題「Putting On The Ritz」、1982年)。
まずYESです。僕、YESっていうグループはプログレのころね、あんまり聴いてなかったんですよ、実は。この83年に急に「Owner of a Lonely Heart」というものすごいポップな曲、出てきたんで、出てきたというか、これはサウンド的にすごくて、曲自体もすごい好きですね、それで今でもホントに。いわゆるシンセサイザーでフェアライトっていうのあったんですけど、そのサンプリングサウンド、それを大胆に使ってですね、そのフェアライト、すごく上手く使ってた人っていうのはトレバー・ホーンという、サウンドメーカーというか、プロデューサーがいるんですけど、その人がYESのプロデューサーになって音がガラっと変わったんですね。で、たぶん兄弟だと思うんですけど、トレバー・ラビンってギタリストがいて、この人もめちゃくちゃギター上手い人で、その二人が新しく入ったんでYESのサウンドがガラっと変わったというか、そういう感じだったんで、もうとにかくサウンドだったり、アレンジとかね、もうとにかくめちゃくちゃカッコよくて、よく聴いてました
(「Owner of a Lonely Heart」オンエア)
83年ぐらいって僕がオフコースやめて、一人で音作り始めたころだったんですけど、もちろんだからシンセで音作りをするっていうことにすごい興味があったころなんですよね。で、シーケンサー使ってちょっといろいろ音重ねたり、一人多重録音して作ってたころなんですけど、そもころにタコっていう、これはもう、全然このアーチストの名前知らなくて、とにかくタコっていう人が「踊るリッツの夜」っていう曲を、が流れてたのね。「踊るリッツの夜」っていうのは、日本語タイトルなんです。「Putting on The Ritz」っていうのが向うの、アメリカの正式なタイトルね。そのサウンドがいかにもシンセで作った感じ、いわゆるビッグバンドのサウンドをシンセでなんか重ねて作ったっていうサウンドしてたのね。それでもうめちゃくちゃ耳がそこへブワッと行っちゃいましたけど、けっこうこの感じ、例えば買ったばかりのジュピター‐8っていうローランドのシンセサイザーがあったんですけど、あっこれで音作りたいってまず思っちゃったんですけど、聴いていただければわかりますけど、そういう音で始まんのよね、シンセで作ったビッグバンドというのかな、つうかビッグバンド？、サックスのリフみたいな、♪タリロリタリロリラ～みたいな感じなんだけど、それがとにかく耳に残ったんでいまだに残ってるです、私の耳の中では。なんで、それをみなさんに聴いていただきたいと思います
(「踊るリッツの夜」オンエア)
(引用は以上)
今回はYASSさんの語り口にあまり熱心さを感じなかったのは僕だけだろうか。時間も短めだったので字に起こすのも楽だった。洋楽音痴の僕は例によってYESは名前だけは知ってるけれど、曲はまったく浮かばない。タコに至っては名前も知らないし、曲も知らないけれど、タコの方は確かにいかにもシンセサウンドっていう感じがする。シンセって機種によって機能が違うので汎用的な教則本がほぼないし、自在に使いこなせるようになるまで大変だったろうなぁ。もちろんYASSさんはプロだし、音作りが根っから好きだろうし、学究肌的、職人肌的なところもあるのでシンセでコツコツと音作りするのは性に合ってたのだろうという想像はつく。
僕も一時シンセに興味を持ったことがあって、そこそこのシンセを買ってオフコースのサウンドに出てくるようなシンセリードやストリングスの音なんかをプリセットの音を多少いじってなんちゃってで作ったこともあるけれど、音作りの原理も理系ぽくってとっつきにくいし、いっぱいある機能を把握するのも大変。何より、ちょっとした音を作るにも遅々として進まず膨大な時間がかかる。休日にそればっかりやってると家族にも不評だし、家族が寝静まってから触り始めて夢中になっちゃうと気付いたらけっこういい時間で寝不足も大変だったので、だんたん遠のいて今ではほったらかしになってしまった。リタイアしたらまたやってみたい気持ちはあるけれど。
【25日の備忘録】
休肝日2日目。朝＝ご飯1膳、ジャコ入り卵焼き、リンゴ、昼＝卵サンド(コンビニ)、夜＝ジャガイモのスープ。体重＝59キロ。