声美人は恋愛上手――言語戦略研究所の齋藤匡章が教える、発声と話し方が人間心理に及ぼす影響 -13ページ目

声を変えれば売れるのに(飲食店のボイストレーニング)

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ついさっき、東京駅の某寿司屋でのこと。

声に関してもったいない場面がありました。

一言でいうと、店員さんの発声にばらつきがある。

あれはいけない。

実に好印象な声を出す年配の女性もいれば、まるで声が出ない店員さんもいる。

店内ちぐはぐですよ。

声が出ない人は概して内向的なので、接客するにはトレーニングが必要です。

あ、でも社長、「声を出せ~」じゃダメですよ。

声というのは、心理的に圧迫されると余計に抑制される性質があるからです。

いたずらに煽ると、パートさん可哀相です。

まあしかし、声を変える価値は十分あります。

言語戦略研究所が実施した調査でも明らかになっているように、販売スタッフに発声トレーニングを施したところ、売上が確実に伸びたからです。

ボイストレーニングをスタッフに受けさせるだけの予算が組めないなら、「声が大事」という話を朝礼でするだけでも多少は違いますよ。

上の写真は寿司屋ではありませんが、このような店内はファブリックが少ないので、声が通りやすく、そのせいで強く聞こえてしまいがち。

ソフトで通る発声を練習しましょう。

ボイストレーニング講座の収録です

今日はボイストレーニング講座の収録で、帝国ホテルに来ました。

暑いですねぇ。

これから歌のレッスン、その後に収録です。

今回のテーマは「相手の運気を高める声とは」。

声で「あげまん」になれるかも。

無残な……しっとりお座敷がこんなことに……

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今日は和菓子でも食べながら執筆しようかと、以前お気に入りだった和菓子屋に来てみたら……

あれ?

あの情緒あるお座敷は?

抹茶をいただきながら、まったり過ごせる畳のスペースは?

「店内でお菓子をいただけるんですか?」と尋ねてみると、「はい、そちらのテーブルで」と示されたのが写真の一角。


これって、ミスをしたアルバイトさんが店長に叱られる説教エリアでは?

声に関しても「非常に大きなツッコミどころ」があって、この店の行く末すら心配になってしまったのですが、ストレートにご紹介するのは申し訳ないので(今日はめずらしくソフト路線)、別の記事に「ある事例」として取り上げますね。

それにしても……声でお客さんを逃がすどころか、店員さんも離職させてしまうんだぞ。

声はコミュニケーションの基本なんだから。

もうちょっと真剣に、声を考えてほしい。

マズイ発声で失恋するくらいなら関係者は二人で済むけれど、声のせいで店をつぶしたら大勢をトラブルに巻き込むんだぞ。

メイクやヘアスタイルより声を優先するくらいで、ちょうどいいと思うなぁ。

高度な共鳴をマスターしよう(魅力アップのボイストレーニング)

さて、共鳴マスター法の続きです。


これからハイレベルな共鳴のつけ方を説明していきます。


数日でできるような技術ではありませんが、
順を追って練習すれば必ず身につきますから、
ついてきてくださいね。


どうしたら高度な共鳴を身につけることができるのか。


まずは、低レベルな共鳴がどんな共鳴なのかを知らないと
比較できませんね。


それでは、「低レベルな共鳴」をまずやってみましょう。


口を大きく「あ」の形に開きます。

「あ~」と発声してみましょう。

この感じを覚えておきます。


次に、「あ」の形から「お」の形に変化させます。
いきなり「お」ではなく、先に「あ」を作ってから
「あ~お」という感じで変化させるわけです。


口の中に大きな空間を作って、唇がある程度まるまっている。

で、「お~」と発声してみましょう。


どうですか? 先ほどの「あ~」のときと比べて、
こちらのほうが「共鳴している」ように感じましたか?


こもって、響いているな、と。


これは低レベルな共鳴です。


いいですか? これは低レベルなほうですから
こんなのを目指してはダメですよ。


比較のためにやってみただけです。


もっとも、あまりにお手軽すぎて、「これで魅力アップ」なんて
とうてい無理ですよね。


(次回へ続く)





「声のマッサージ師」になる方法(共鳴を起こすボイストレーニング)

前々回からの続きです。


声は空気の振動。


その空気は聞き手の全身を覆っている。


だから、声を聞いている相手は、全身マッサージを受けているのと同じ。


声でコミュニケーションをしているとき、私たちはお互いに全身マッサージをしているわけです。


マッサージが上手なら、相手を気持ちよくさせることができる。


だから、良い発声ができる人はモテるし、仕事もうまくいくのです。


では、どうしたら「声のマッサージ師」になれるのか。


ここでキーワードを一つ、覚えておいてください。


共鳴」です。


声マッサージの達人になりたいなら、「共鳴」を高度にマスターしてください。


とはいえ、ご心配なく。声楽家になれと言っているのではありません。


きもちいい声マッサージに必要なのは、声楽的な共鳴をそのままやればいいわけではないのです。


その証拠に、声楽家だからといって、モテモテとは限らないでしょう?


そんな話をこれからしていきます。


(次回へ続く)




こんな場所は残響がおもしろい(外でボイストレーニング)

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ここは新潟市のコンベンションセンター「朱鷺メッセ」。

「ときメッセ」と読みます。

佐渡と本土を行ったり来たりしている、鳥のトキです。

そういえば、東京―新潟間を移動するときに乗る新幹線も「とき○号」だし、今度の国体のマスコットキャラクターは「トッキッキ」。

今やトキ一色だな、新潟。

話を戻して、写真は朱鷺メッセの長~い廊下。

250mくらいあるのかな。ず~っと奥まで続いているのが見えますか?

こういう構造物は、音を聞くトレーニングに役立ちます。

とにかく残響がおもしろい。

「あっ!」と短く発声すると、しばらく間を置いて、廊下の向こうのほうで誰かが驚いたような声が返ってくる。

音って、秒速約300mですから、意外に遅いんですよね。

私の足より速いけど。

300m離れた場所で「わっ」と叫んだら、相手に届くまでに1秒の間があくわけですから。

光の秒速約30万kmと比べたら、止まっているみたいなものですね。

ちょっと大袈裟か。

細長い廊下や通路を見つけたら、声の実験をしてみましょう。

「声は音の波なんだな。遠くまで時間をかけて伝わっていくんだな」と体感できますよ。

声の高さをいろいろ変えて、以前にお話しした「物体に固有の周波数」を見つけると、たまらない快感体験ができます。

音響の良いコンサートホールで絶妙なハーモニーに浸っているときのよう。

建物と一体になったかのような感覚が味わえます。

一日中でもやっていたいくらい、きもちいい。

でも、公共の施設で奇声を上げ続けていると、そのうち人を呼ばれますから気をつけてくださいね。

声で相手をマッサージする方法の続き(共鳴を起こすボイストレーニング)

では、どうしたら効果的に「声で相手の全身をマッサージする」ことができるのか。


前回お話ししたように、原理的には「ただ声を出す」だけでも、周囲の空気を振動させることができるので、聞き手の全身にバイブレーションを送ることができる。


しかし、振動の質を高めないと、恋愛や人間関係の武器にはなりません。


実際に手を使って誰かをマッサージするのだって、同じですよね。


ただ触ればいい、揉めばいいというわけではありません。


下手な触り方、揉み方をしたら、「もういい。やめてくれ」と嫌われてしまう。


声もまったく同じで、不快な振動を起こして相手をマッサージしてしまったら、「黙っていてほしい」と思われかねません。


実はそんなふうに思われてしまっている人が、今はすごく多いんです。


なぜ声のマッサージが下手なのか。


どうしたら絶妙な「声のマッサージ師」になれるのか。


(次回へ続く)




声で相手をマッサージする方法(共鳴を起こすボイストレーニング)

「声は場を支配する」


こんなふうに言ったら、大袈裟に感じますか?


でも、ちょっと想像してみてください。


声は、音です。


音は、空気の振動です。


私たちのまわりは、空気で満たされています。


あなたの身体は空気で覆われているわけです。


あなたが大好きな彼とおしゃべりするとき、彼の声があなたの耳に届きます。


見方を変えると、彼が起こした空気の振動があなたの耳の鼓膜を振動させている。


空気の振動を音として知覚できるのは耳だけですが、身体のほかの部分だって空気に覆われているのですから、あなたの顔や手や脚にもちゃんと振動が伝わっています。


あなたを覆っている空気が、彼の力によってバイブレーションを起こしているのです。


つまり、「彼の声に全身をマッサージされている」ということです。


ちょっと色っぽいでしょう?


この現象を上手に利用すると、声は恋愛にとって最大の武器となります。


(次回に続く)




うおっ、イイ声!

今、「梅の花」新潟店に予約の電話をしました。

豆腐会席の店です。


スタッフがみんなこの店のヘルシーな料理をお気に入りで、
あるスタッフの誕生日の食事にこの店を選んだわけです。


驚いたのが、予約の電話に出てくれた店員さんの声。


奇遇にも斎藤さんという方でしたが、実にイイ声でした。


お会いしたことはありませんが、しっとりと落ち着いて、
透き通って澄んだ声。


声が相手に与える影響を考えれば、
予約の電話を受けるためだけにこの店員さんに給料を払っても
十分に合いますよ。


そのくらい、聞く人に「きもちいい」と感じさせる声でした。


明日、会えるといいなぁ。




こんな場所では声は響かない(環境に合わせたボイストレーニング)

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今日のランチは、トンカツ。

おろしポンズをつけてもらって、さっぱりと。

新潟の白根ポークは、やっぱりすばらしい銘柄豚です。


ところで、こんな和室では声は響きません。

畳に障子では、音が吸収されまくり。

昨日のケーキ屋とはまさに正反対で、隣室に声が通りにくい。

だからこそ、簡単なついたてだけで隣と隔てていたり、天井や床に近い部分が隣室に抜けていたとしても、わずかに声を低めるだけでプライバシーが保たれるのです。

とはいえ、大声で騒ぐおっさんの酔客集団は、やっぱりやかましいけれど。


そういえば、学生時代、男女のトイレが隣り合わせで、しかも天井部分がなぜか開いていました。

ちょうど銭湯の男湯と女湯みたいに。

用を足すときに音消しの水を流す習慣のない女子学生もいて、音がまる聞こえで、あれはまいったなぁ。

見えないからこそ、聞こえないからこその情緒って、ありますよね。