声を変えれば売れるのに(飲食店のボイストレーニング)
声に関してもったいない場面がありました。
一言でいうと、店員さんの発声にばらつきがある。
あれはいけない。
実に好印象な声を出す年配の女性もいれば、まるで声が出ない店員さんもいる。
店内ちぐはぐですよ。
声が出ない人は概して内向的なので、接客するにはトレーニングが必要です。
あ、でも社長、「声を出せ~」じゃダメですよ。
声というのは、心理的に圧迫されると余計に抑制される性質があるからです。
いたずらに煽ると、パートさん可哀相です。
まあしかし、声を変える価値は十分あります。
言語戦略研究所が実施した調査でも明らかになっているように、販売スタッフに発声トレーニングを施したところ、売上が確実に伸びたからです。
ボイストレーニングをスタッフに受けさせるだけの予算が組めないなら、「声が大事」という話を朝礼でするだけでも多少は違いますよ。
上の写真は寿司屋ではありませんが、このような店内はファブリックが少ないので、声が通りやすく、そのせいで強く聞こえてしまいがち。
ソフトで通る発声を練習しましょう。
ボイストレーニング講座の収録です
暑いですねぇ。
これから歌のレッスン、その後に収録です。
今回のテーマは「相手の運気を高める声とは」。
声で「あげまん」になれるかも。
無残な……しっとりお座敷がこんなことに……
あれ?
あの情緒あるお座敷は?
抹茶をいただきながら、まったり過ごせる畳のスペースは?
「店内でお菓子をいただけるんですか?」と尋ねてみると、「はい、そちらのテーブルで」と示されたのが写真の一角。
これって、ミスをしたアルバイトさんが店長に叱られる説教エリアでは?
声に関しても「非常に大きなツッコミどころ」があって、この店の行く末すら心配になってしまったのですが、ストレートにご紹介するのは申し訳ないので(今日はめずらしくソフト路線)、別の記事に「ある事例」として取り上げますね。
それにしても……声でお客さんを逃がすどころか、店員さんも離職させてしまうんだぞ。
声はコミュニケーションの基本なんだから。
もうちょっと真剣に、声を考えてほしい。
マズイ発声で失恋するくらいなら関係者は二人で済むけれど、声のせいで店をつぶしたら大勢をトラブルに巻き込むんだぞ。
メイクやヘアスタイルより声を優先するくらいで、ちょうどいいと思うなぁ。
高度な共鳴をマスターしよう(魅力アップのボイストレーニング)
さて、共鳴マスター法の続きです。
これからハイレベルな共鳴のつけ方を説明していきます。
数日でできるような技術ではありませんが、
順を追って練習すれば必ず身につきますから、
ついてきてくださいね。
どうしたら高度な共鳴を身につけることができるのか。
まずは、低レベルな共鳴がどんな共鳴なのかを知らないと
比較できませんね。
それでは、「低レベルな共鳴」をまずやってみましょう。
口を大きく「あ」の形に開きます。
「あ~」と発声してみましょう。
この感じを覚えておきます。
次に、「あ」の形から「お」の形に変化させます。
いきなり「お」ではなく、先に「あ」を作ってから
「あ~お」という感じで変化させるわけです。
口の中に大きな空間を作って、唇がある程度まるまっている。
で、「お~」と発声してみましょう。
どうですか? 先ほどの「あ~」のときと比べて、
こちらのほうが「共鳴している」ように感じましたか?
こもって、響いているな、と。
これは低レベルな共鳴です。
いいですか? これは低レベルなほうですから
こんなのを目指してはダメですよ。
比較のためにやってみただけです。
もっとも、あまりにお手軽すぎて、「これで魅力アップ」なんて
とうてい無理ですよね。
(次回へ続く)
「声のマッサージ師」になる方法(共鳴を起こすボイストレーニング)
前々回からの続きです。
声は空気の振動。
その空気は聞き手の全身を覆っている。
だから、声を聞いている相手は、全身マッサージを受けているのと同じ。
声でコミュニケーションをしているとき、私たちはお互いに全身マッサージをしているわけです。
マッサージが上手なら、相手を気持ちよくさせることができる。
だから、良い発声ができる人はモテるし、仕事もうまくいくのです。
では、どうしたら「声のマッサージ師」になれるのか。
ここでキーワードを一つ、覚えておいてください。
「共鳴」です。
声マッサージの達人になりたいなら、「共鳴」を高度にマスターしてください。
とはいえ、ご心配なく。声楽家になれと言っているのではありません。
きもちいい声マッサージに必要なのは、声楽的な共鳴をそのままやればいいわけではないのです。
その証拠に、声楽家だからといって、モテモテとは限らないで しょう?
そんな話をこれからしていきます。
(次回へ続く)
こんな場所は残響がおもしろい(外でボイストレーニング)
「ときメッセ」と読みます。
佐渡と本土を行ったり来たりしている、鳥のトキです。
そういえば、東京―新潟間を移動するときに乗る新幹線も「とき○号」だし、今度の国体のマスコットキャラクターは「トッキッキ」。
今やトキ一色だな、新潟。
話を戻して、写真は朱鷺メッセの長~い廊下。
250mくらいあるのかな。ず~っと奥まで続いているのが見えますか?
こういう構造物は、音を聞くトレーニングに役立ちます。
とにかく残響がおもしろい。
「あっ!」と短く発声すると、しばらく間を置いて、廊下の向こうのほうで誰かが驚いたような声が返ってくる。
音って、秒速約300mですから、意外に遅いんですよね。
私の足より速いけど。
300m離れた場所で「わっ」と叫んだら、相手に届くまでに1秒の間があくわけですから。
光の秒速約30万kmと比べたら、止まっているみたいなものですね。
ちょっと大袈裟か。
細長い廊下や通路を見つけたら、声の実験をしてみましょう。
「声は音の波なんだな。遠くまで時間をかけて伝わっていくんだな」と体感できますよ。
声の高さをいろいろ変えて、以前にお話しした「物体に固有の周波数」を見つけると、たまらない快感体験ができます。
音響の良いコンサートホールで絶妙なハーモニーに浸っているときのよう。
建物と一体になったかのような感覚が味わえます。
一日中でもやっていたいくらい、きもちいい。
でも、公共の施設で奇声を上げ続けていると、そのうち人を呼ばれますから気をつけてくださいね。
声で相手をマッサージする方法の続き(共鳴を起こすボイストレーニング)
では、どうしたら効果的に「声で相手の全身をマッサージする」ことができるのか。
前回お話ししたように、原理的には「ただ声を出す」だけでも、周囲の空気を振動させることができるので、聞き手の全身にバイブレーションを送ることができる。
しかし、振動の質を高めないと、恋愛や人間関係の武器にはなりません。
実際に手を使って誰かをマッサージするのだって、同じですよね。
ただ触ればいい、揉めばいいというわけではありません。
下手な触り方、揉み方をしたら、「もういい。やめてくれ」と嫌われてしまう。
声もまったく同じで、不快な振動を起こして相手をマッサージしてしまったら、「黙っていてほしい」と思われかねません。
実はそんなふうに思われてしまっている人が、今はすごく多いんです。
なぜ声のマッサージが下手なのか。
どうしたら絶妙な「声のマッサージ師」になれるのか。
(次回へ続く)
声で相手をマッサージする方法(共鳴を起こすボイストレーニング)
「声は場を支配する」
こんなふうに言ったら、大袈裟に感じますか?
でも、ちょっと想像してみてください。
声は、音です。
音は、空気の振動です。
私たちのまわりは、空気で満たされています。
あなたの身体は空気で覆われているわけです。
あなたが大好きな彼とおしゃべりするとき、彼の声があなたの耳に届きます。
見方を変えると、彼が起こした空気の振動があなたの耳の鼓膜を振動させている。
空気の振動を音として知覚できるのは耳だけですが、身体のほかの部分だって空気に覆われているのですから、あなたの顔や手や脚にもちゃんと振動が伝わっています。
あなたを覆っている空気が、彼の力によってバイブレーションを起こしているのです。
つまり、「彼の声に全身をマッサージされている」ということです。
ちょっと色っぽいでしょう?
この現象を上手に利用すると、声は恋愛にとって最大の武器と なります。
(次回に続く)
うおっ、イイ声!
今、「梅の花」新潟店に予約の電話をしました。
豆腐会席の店です。
スタッフがみんなこの店のヘルシーな料理をお気に入りで、
あるスタッフの誕生日の食事にこの店を選んだわけです。
驚いたのが、予約の電話に出てくれた店員さんの声。
奇遇にも斎藤さんという方でしたが、実にイイ声でした。
お会いしたことはありませんが、しっとりと落ち着いて、
透き通って澄んだ声。
声が相手に与える影響を考えれば、
予約の電話を受けるためだけにこの店員さんに給料を払っても
十分に合いますよ。
そのくらい、聞く人に「きもちいい」と感じさせる声でした。
明日、会えるといいなぁ。


