私立一般入試の「第一志望優遇」「オープン受験」で注意することとは? | ぶらり転勤族☆高校受験までの道のり

ぶらり転勤族☆高校受験までの道のり

2021年度に都内公立中学に進学し、2024年度に高校受験を迎える超マイペースな娘と、おバカな母ちゃんの子育て受験日記。出来の悪い母ちゃんが迷走爆進中(笑)子供と一緒にどこまで成長出来るか?を記録していきますよ。

1月下旬になり、千葉県の私立受験、都内私立単願推薦なども合否が出始め、既に受験終了のお子さんが増えてきましたね。


我が家も昨日、ミライコンパスから受験票を印刷・確認し、私立第一・第二志望への郵送出願を終えたところですが、受験が間近に迫り、緊張感が高まっているところです。

 

 

さて、今日のお題は「第一志望優遇やオープン受験ってどんな受験方法?」です。

 

 

散々第一志望優遇で受けるとブログに書いておきながら何を今更!?とも思いますが、実は先日、第一志望の私立高校で単願推薦入試が行われたのですが、例年を遥かに上回る受験者数だったんですね。

 

 

単願推薦は、内申基準を満たしていて“ほぼ確約”…って言うか全員合格でき、全員が第一志望なので全員入学することになります。

 

 

しかし、高校側にも受け入れできる生徒数の上限があり、そのための募集人数設定なので、単願合格者が増えれば………当然、一般受験の枠が減らされます。あせる

 

 

ここまでは既に予想していたので問題ありませんでしたが、予想を超えた単願合格者数ってのが大問題!!

 

 

ちょっと図に表してみましたが、無い頭で一生懸命考えたのがコレ↓↓

 

図1:

 

まず、考えられるのは、

 

● 単願合格者=全員入学になるので、この分の枠は絶対確保。

● 併願合格者(ほぼ確約)の多くは入学辞退になるが、毎年一定数の入学者分の枠は絶対確保。

● 同じくオープン受験から出る一定数の入学者分の枠も絶対確保。

● 入学者数が変動する予想を超えた分の併願入学者とオープン受験合格者は、募集定員以上の枠に回す。

 

ってことです。

 

 

必ず合格するであろう人数分は先に確保しておく必要があるので、単願推薦合格者が増えれば、当然、一般受験の枠を減らして調整するしかありません。

 

 

ほぼ確約状態の併願優遇受験者数が増えたり、今年の入試動向で都立高校不合格者が私立高校に流れてくる可能性もあるので毎年同じ人数では無いと思いますが、単願推薦受験者数が増えたことで募集枠が大幅に調整されるのは第一志望優遇がメインになるんじゃないかと…。

 

 

と考えると、何が起きるのか??

 

 

当然、募集枠が減ることで倍率が上がることが予想されるので、当日点勝負の第一志望優遇とオープン受験者の過去問対策点数も上がり、合格目安も合格最低点も上がることが予想できます。

 

 

また、娘が受験する私立高校の第一志望優遇は入試点に20点加点されますので、加点がないオープン受験者は、第一志望優遇の点数を上回らなければ勝ち目はありません。

 

 

併願優遇とオープン受験者を当日点の高い人から順に合格をした場合、↓の図のようなことが考えられます。

 

図2:

 

上の図1の場合だと、第一志望優遇110名とオープン受験者10名の計120名は募集定員内人数なので、これは絶対確保したい人数であり、図2のようにオープン受験者が入学するか辞退するかは不明です。

 

 

つまり、合格したら必ず入学してくれる第一志望優遇が110名に達するまで合格者を出し続けるのか…。

 

 

その場合、もしオープン受験者の合格者数が予想を上回ってしまったなら、どうなってしまうのか…。

 

 

この部分が全く判断できませんでした。

 

 

あくまでも“可能性”の話ではありますが、第一志望優遇やオープン受験=内申基準が満たせない人でも受験可能な区分ってことだけではなく、単願推薦受験者によって変動が起きる結構怖い受験区分…ということは知った上で検討すると良いかも知れませんね。

 

 

 

また、今回一般受験の枠が大幅に減ることを予想し、受験者の過去問点数をかき集めるべく、ネット中心ですが自分なりに情報収集をしてみました。

 

図3:

 

偏差値と過去問点数をかき集めたものなので、受験区分は単願・一般ごちゃまぜですが、ご覧の通り、学力通りに過去問の点数が並ばないのが私立自校作問題の特徴と言うべきか…。

 

 

私立自校作問題には相性もあるので、娘のように模試の偏差値や判定が低くても対策の仕方次第では点数は取れますが、過去問を初見で合格目安点をクリアできるのは、およそ高校偏差値+3以上という結果になりました。

 

 

ちなみに、私立Vもぎにあった合格者平均偏差値は高校偏差値+2でした。

 

 

第一志望優遇とオープン受験者の多くが“合格最低点”と“合格目安点”を参考に対策しているようなので、今回のようにイキナリ単願推薦受験者の人数が増えて、合格基準上昇&倍率上昇になってしまったら…?

 

 

まぁ・・・ポーン → 滝汗 → ゲロー こうなりますよね・・・。

 

 

単願推薦入試から一般入試までの期間は約3週間しかありませんので、単願推薦受験者の人数を確認してから対策するのは、かなり限界があると思います。

 

 

つまり、当日点勝負の第一志望優遇やオープン受験を使って私立高校を受ける人は、最初から高得点を狙う対策が必要になります。

 

 

ここで、都立高校と当日点勝負で私立高校の受験する人の目標の違いがこちら↓

 

図4:

 

どちらも“当日に失点しても合格基準にのせられる点数”を目標にした対策が必要ですが、単願推薦によって募集人数が変動してしまう私立高校の当日点勝負は、“上がるだけ上げておく!”が正解。

 

 

ついつい模試のB判定(合格率60%)を超えているなら、とりあえず大丈夫そうかな?と考えてしまいがちですが、都立高校の合格上位層は合格基準+60~80点はありますし、総合点の高い人から順に合格が決まるので、目標に到達しても更に対策を続け、少しでも合格率を上げておくことが大事だと思いました。

 

 

 

第一志望優遇の受験選抜方法や優遇措置は、私立高校ごとに異なりますので、しっかり調べた上で検討すると良いでしょう。

 

 

内申基準が満たせなくても受験可能ではあるものの、当日点が取れなければ合格は難しい受験区分なので、最初に“内申を上回る学力があるか?”は把握しておくべきだと思いました。

 


募集枠が減ると予想されるとは言え、第一志望優遇受験者は全員が第一志望なので、なるべく多くの合格者が出てくれることを祈るばかりです。



我が家も過去問の点数が安定しているとは言え、まだまだ対策不足の箇所も多く、入試2週間前になってようやく数学の新傾向問題対策に手がつけられるようになった状態です。



他受験者の皆さんも最後の追い込みで大変ですが、是非最後まで頑張って、合格を勝ち取ってほしいと思います。