【下町】湯島・旧岩崎邸庭園 | 転勤族☆たれ旅ぶろぐ2 from 千葉(転勤8回目!)

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 樋口一葉旧居跡を見てから東大を探検して、次は…


 突然ですが、大河ドラマ「龍馬伝」で活躍中の、岩崎弥太郎。
 (写真はNHKのHPからお借りしました。)
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 先週放送の第9回の中で、岩崎弥太郎は「商売」について考え始めましたが…
 そう、彼は三菱創設者。

 三菱財閥・岩崎家本邸が、こちら。
 都立旧岩崎邸庭園http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index035.html
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 江戸時代には越後・高田藩榊原家の中屋敷で、明治には牧野弼成(旧舞鶴藩主)邸となった土地を、明治11年に岩崎弥太郎が購入。弥太郎の長男で3代目社長の岩崎久弥によって洋館などが建てられました。

 設計は、日本の西欧建築の父であるジョサイア・コンドル。
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 コンドル…どこかで聞いたことがあるなぁ、と思ったら。

 ニコライ堂三菱一号館 などを設計。
 門下には、東京駅を設計した辰野金吾、赤坂離宮を設定した片山東熊などがいます。


 それでは、中へ。

 17世紀の英国ジャコビアン様式を基調に、ルネサンス様式やイスラム風のモチーフが取り入れられているそう。洋館は、主に外国人や賓客を招いてのパーティーなどに使われたのだとか。
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 木造2階建・地下室付き。
 細い支柱が1本あるだけで、すっきりとして、窓から差し込む光が心地いい空間。
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 2階は主に客室。壁の模様と色に注目☆
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 婦人客室は、ピンクの壁紙で可愛らしく。
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 ベランダからは、広々とした中庭が望めます。
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 どの部屋にも暖炉がありました。暖炉があると、豪華な感じがしますね♪
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 洗面所。洗面ボウルは、イギリスのロイヤルドルトン社のもの。
 わざわざ輸入したのですね~。
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 1階に戻ります。
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 柱にも見事な装飾が。
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 昔の塗装が結晶化して、いい味出してます。
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 書くのを忘れていましたが、邸内はボランティアガイドさんが案内してくれます。
 写真を撮れない&ゆっくり見られないので、個人で周っていましたが、階段の隣の部屋で合流。

 ガイドさんが、以下の話をしてくれました。


 皆さんは岩手県の小岩井農場をご存じでしょうか?
 小岩井農場を造ったのが、小野義眞(日本鉄道会社副社長)・岩崎弥之助(弥太郎の弟で二代目社長)・井上勝(鉄道庁長官)。

 3人の頭文字を取って、小岩井農場になったそう。
 三菱商会(日本郵船)から始まり、三菱商事・三菱重工業・三菱東京UFJ銀行の御三家を始め、幅広い分野に進出している三菱グループ。農場まで造っていたとは知りませんでした。


 さて、邸内見学に戻ります。
 中庭が望める、素敵なサンルーム。 
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 その横の部屋からは、こんなバルコニーに出られます。
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 イギリスのミントン社のタイルが可愛い♪
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 この邸宅の凄いのは、洋館だけではなく和館も造ってしまったこと。
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 和館は、一族のの冠婚葬祭と節句の際に使われたそう。
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 ぐるりと周って外に出てみると、和館の前には日本式庭園。
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 左に和、右に洋。
 日本人だから和も恋しくなるし、明治維新後だから洋にも憧れる。
 それを造ってしまうのが凄い!
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 ベランダの1階の柱はトスカナ式、2階の柱はイオニア式なのだって。
 細部までこだわってますね~。
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 庭の隅にあるのが、ビリヤード場。
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 洋館の地下と、内階段で繋がっているそう。
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 これからの大河「龍馬伝」。龍馬の活躍も楽しみだけど…
 弥太郎がどうやって三菱を創設し、こんな屋敷を造れるくらいに大金持ちになるのか、気になってきませんか?
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 すごい邸宅の後は、梅が綺麗な湯島天神へ♪ つづく。