<BigPotential>自己効力感と対話力の向上は最悪からスタートする!? | なりわいプロジェクト

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千住三丁目工房の古怒田悦子のつれづれブログです。
最近、いろいろな方から仕事への姿勢や生き方への視点、モットーなどをお聞きする機会があります。
そんなお話をつづることで、元気の種を撒くお手伝いなどができたらいいなあと、ひそやかな野望も抱いていたりします!

自己効力感と対話力が向上するコミュニケーション/オンラインワークショップ(講師:藤本祥和)
第1回目の特別振替講座をおこないました。


●「最悪」やん!?
最悪のシミュレーション、というちょっと衝撃的なテーマからスタートした第一回目講座。
このシミュレーションは「最悪」を想定して、対策や結果を考えおくと仮に実際にそうなってもなんとか自身を維持できる、というものだそう。
古代ギリシャの哲学者エピクテトスは、自らがハンディキャップをたくさん負っていました。
曰くこんな主旨のことを言っていたそうです。
「出来事が『起こるように』望む。
財産も家族も環境も神様からの一時的に借り物。
なくなったら『返した』と考えればいい」

つまり、思うようならない!意図したようにことが進まない!
なぜ相手は自分の気持ちをわかってくれないのだろう!

正しいことをしているのに、うまく運ばないどころか、疲弊してしまう!
これらのジリジリする思いを回避する手段の一つは、すべては本来「想定内」「そういうこともあるけど、生きてるだけでまるもうけ」と捉えれば気も楽になるというもの。

そんな捉え方ができるかなと思いました。

さて参加者の方々の発信をみてみますと・・・
「このシミュレーションは自身の仕事や生活で活用できそう!理解を深めて実践していきたい」
という意見がある一方
「最悪をシミュレーションして事後策を用意しておける人もいる。しかしメンタル面で打撃をうけるとそれさえ考えられない人もいるのでは」
という人も。

講師からは「できる人、できない人もいれば、同じ人でも時と場合による。別のアプローチがケースもある」。

★「絶対」「はず」「べき」から一度離れてみよう!


●「がっかり」「後悔」の要因は出来事じゃない!
ある出来事によって引き起こされる「感情」は、出来事が要因ではない。
こんな話を聞いて、

だってがっかりさせられたり悲しい思いにはかならずきっかけとなる出来事があるではないか!

と思ってしまうあなた(と私)。
 

そうではなく、その出来事に対して個々人によってある「ビリーフ」=思い込み・価値観が、その感情を引き起こすのだ、というのです。

これはネガティブ感情を軽減するための一つの考え方「REBT](Rational  Emotive BehaviorTherapy)のアプローチです。

参加者たちは、講師があげた「試験が失敗したとき」「芸能人が不倫」「事業がうまくいかず経済的困難に」といった事例をもとに「そうなったときにどんなビリーフ(価値観やその人自身の思い込み)があり、それによって最悪、どんな感情が引き起こされるか、また、もう少し軽減された「感情」にはどのようなものがあるか、について話し合ってみました。
 

話してみると、たとえば私の場合・・・

「理屈ではわかるけれど、自身のなかに強固な思い込み(ビリーフ)がある」

ことが判明。

 

他の参加者からは「べき」という周囲のビリーフに反発する「そんなの気にしなくてもいいじゃん」という逆のビリーフもあるとう意見も。

一見対立する思考をどうすり合わせ、落とし所を見つけるか、については、また別の機会に理解していくこととなりました。

★「そこそこの自分」も大切で素晴らしい存在

ワークショップ後、皆さんからは・・・
・「ビリーフ」という概念を知ることができて、よかった!
・価値観の違いはいろいろな局面でありそう。外国人、ジェンダー課題などなど。
・能力と志が高い人ほど、ビリーフが壁になる場合もありそう。

などなどといった声がきかれました。
次回も楽しみになります!



第2回目は12月12日土曜日14時〜(オンライン)です!
2回目からの参加を希望される方もぜひご連絡くださいませ!

申し込みフォーム>>
●自己効力感と対話力が向上するコミュニケーション/オンラインワークショップ(講師:藤本祥和)
2020年①12/6日②12/12土
2021年③1/16土
14時~16時(連続講座)

https://forms.gle/S7AAiQDKk3KdpP1UA

連絡先>>
tenkakeru@gmail.com
090 8087 8484