強撚&軽量ソラーロのスリーピース・スーツ | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

「2024年春夏商品」第1回目の紹介です。

 

今回は、蒸し暑い盛夏でも着用可能な強撚&軽量ソラーロ素材の「ヘリンボーン」で作製したスリーピース・スーツの紹介です。

 

寒中なのに寒い日が続かず温暖化傾向の1月も終わり今週末は“立春”で、暑がりなのに寒がりの私は、朝の冷え込みには重ための「オーバーコート」にカシミヤのマフラー、カシミヤライニングの「ペッカリーの手袋」がいまだに手放せませんが、日中は15度近くまで上がり桜が咲くころ3月の陽気となり、いつもより早めの春へ向かっての“三寒四温”も始まり、花粉も飛び始めていて、そんな中で新着の春夏生地も続々と到着し始めていますので、春夏商品へと気持ちを高めていけたらと思っているところです。

 

このスリーピースは、作りたい病が悪化し続けている私自身が選んだ今シーズンの1着で、暑がりで異常な汗かきの私の苦手な今年の春夏シーズンは、昨年ネイビー色で作って3月に紹介している(超軽量・三者混のジャケット | 天神山メンズスタイル (ameblo.jp)が、とても快適だったので色違いのベージュを作ろうかと思っていたところ、一昨年から好評だったこの「強撚&軽量ソラーロ生地が最終1着分となったところで、春のスーツはダーク系の色しか持っていないし、ここ6年ぐらい春夏のウール素材のスーツは作っていないし、強撚&軽量なので夏でも活用できるしと、勝手に思い込みながら加えることにいたしました。

 

この素材は、イタリアを代表する世界最高峰の生地メーカー“Ermenegildo Zegna”社の、通常糸より張りがあり反発する力があるので、皴になり難く、シワになった際も元に戻る回復力も高い、強撚糸で織られた「TRBELLER」シリーズの、重さ270/280gのソラーロ・ヘリンボーン」で、“ゼニア”社ならではのハイクラスな雰囲気と機能性を持ち合わせ、マットなサンドブラウンと裏のカーキ色とセンスの良い配色は、蒸し暑い盛夏シーズンのビジネスシーンに活用したくなる優れものの素材ではないでしょうか。

 

モデルは、最近の私のお気に入り「NCRC」(オールドカラチェニ)を使い、クラシックを意識してゴージライン低く衿幅を広くしたシングル3ツ釦段返り、スラントバルカ(船底型)のチェンジポケットを付けてサイドベンツにして、オーダーならではのウエストコートを加え、トラウザースはスタンダードに2プリーツにしてブレイシーズボタンを付けています。

 

今回のコーディネイトは、ロンドンストライプのクレリック・セミワイドカラーシャツに天神山オリジナル”で別注した2色ストライプのレップタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製した濃茶スエードのタッセルスリップオンで決まりですね。

 

2年前にも書いていますが、ソラーロと言えば、弊店ではイギリス製“William Halstead”社のものを毎年紹介(ソラーロのスリーピース・スーツ | 天神山メンズスタイル (ameblo.jp)していて、遊び心を持つ粋なイタリアの親父たちが好んで着ているスーツの1つと、紹介しながら弊店の顧客のほとんどの方はお持ちで、暑がりで異常な汗かきの私には、重さ310/330gは無理な重さで、15年前に“DRAPERS”社の220gの「コットンソラーロのスーツ」(https://ameblo.jp/tenjinyama-tokyo/entry-12486450025.htmlを軽さ重視で作りましたが、コットン素材特有の寿命が短く7年ほど前に処分してしまい、その後ご縁がありませんが、今回の出来上がりを試着してみると強撚糸のせいか重さ270gと思えないぐらい軽く感じ、これなら私も着れると思いながら念願だったソラーロをやっと加えることが出来ました。

 

今シーズン一押しの素材Ermenegildo Zegna”社の「CASHCO」が到着しましたのでお知らせいたします。(写真では実際の色が分かり難いので、台紙に貼った現物に近い12色も載せておきます)

カシミヤと繊細なエジプト綿をブレンドし、カシミヤコットンのそれぞれの特徴を消すことなく、“ゼニア”ならではの最新の技術を駆使し融合させた素材で、触ったタッチが抜群によく、少しだけ微起毛した表面感のラグジュアリーな雰囲気は、カジュアルさと品格を同時に感じられ、年間を通して活用させられる優れものの素材です。

久しぶりに登場した“カシコ”ですが、弊店親会社(生地商)が独占的に展開することもあって、価格高騰の中でも“お値打ち価格”にてご提供させていただきますので、スーツはもちろん、ラグランコートからスラックスまでアイテム問わず試してみてはいかがですか。

 

 

 

<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>

2021年6月より弊店TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。

 

 

 

<店舗のご案内>

店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21 

電話番号:03-6228-7321 

FAX:03-5479-8077 

メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp

HP:http://www.tenjinyama.jp/

定休日:日曜日・月曜日・祝日

営業時間:10:00~18:00

※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。

 ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。

 

2月4日(日)、5日(月)、11日(日)、12日(月、祝)、18日(日)、19日(月)、25日(日)、26日(月)、3月3日(日)、4日(月)、10日(日)、11日(月)、17日(日)、18日(月)、20(水、祝)、24日(日)、25日(月)、31日(日)、4月1日(月)(はお休みさせていただきます。

 

 

※最寄駅は京急青物横丁より徒歩2分、JR大井町より徒歩10分です。

京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、突き当りの左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物TENJINYAMA”到着

 JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を進み下りかけた、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 

※建物脇に駐車場もございます。

お車でのお越しは、横浜方面から第一京浜(国道15号線)の青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、細い道を直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 東京方面から第一京浜(国道15号線)の品川駅を越え蒲田方面に進み、山手通りを越えて信号1個目の「南品川4丁目」の交差点を右折、道なりに進み信号2個目の「南品川5丁目西」で左折、すぐの細い道を右折、道なりに250mほど進んだ左手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着