スーパー180's&シルク・千鳥格子のスリーピース・スーツ | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

今回は、まだ寒さの残る春先に最適な極上「スーパー180’s&シルク」素材の「千鳥格子」で作製したスリーピース・スーツの紹介です。

 

今年の冬は暖冬傾向で寒い日が続かず暖かい日が多く感じながら、今週のスタートの月曜日は“南岸低気圧”の影響を受けて東京都心でも積雪となり、早めの対策が良かったのか?高速道路の通行止めで幹線道路が大渋滞となり、車で行った銀座の病院の帰りには私も散々な目にあい、翌日は5年前に購入したスノーブーツでの通勤となり、日中の気温も5度までしか上がらず今季最低を記録して、身体の芯まで凍えるような真冬の寒さだったのですが、来週の予報では一気に20度近くまで気温が上がり4月の陽気となり、寒暖差がさらに激しくなりそうで、老年の体を気遣いつつ体調維持を心掛けていきたいと思っています。

 

このスリーピースをお借りした方は、昨年の11月に秋冬シーズン3着目の「ガンクラブチェックのジャケット」を協力していただいていて、その時にも書いていますが、2020年の春から“コロナ過”の影響で遠方より来店できず、仕事のストレスも解消できず、そんな中で、2020年の春夏シーズンは電話とメールにてスーツ3着作られ、一昨年の7月に1年半ぶりに来店され、その後も来店頻度が増しながら、私と同じで作りたい病が悪化しつつシーズン問わずハイペースで揃えられている中で、長い期間に着用できる極上生地と絶妙な配色の「千鳥格子」に出会い、まずは春先用にと加えていただくことになりました。

 

この素材は、イタリア最大の毛織物産地“ビエッラ”を代表する、糸から生地までを一貫生産している服地メーカー「DORGO」社の、カシミアに勝るとも劣らぬしなやかな感触が特徴の「スーパー180‘s」(14.5ミクロン)の糸とシルクをブレンドしたもので、重さ295gと秋冬生地としては軽めで、少し毛羽立っている柔らかい風合いと絶妙な配色の「千鳥格子」柄は、真夏以外の3シーズンと長い期間に活用でき、まだ寒さの残る春先には最適な優れものの素材ではないでしょうか。

 

モデルは、弊店では一番スタンダードな「RESZ」(ローマンイングリッシュ)を使い、ピークドラペルのシングル3ツ釦段返り、スラントバルカ(船底型)のチェンジポケットを付けてサイドベンツにして、寒さの残る春先を意識してベストを加え、スラックスはリバースの2プリーツ、サイドアジャスター脇・尾錠付き、サスペンダー釦を付けています。

 

今回のコーディネイトは、ロンドンストライプのクレリック・セミワイドカラーシャツに、“Petrnius”社のペーズリーのプリントタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は天神山オリジナル”で作製した濃茶スムースレザーのUチップで決まりですね。

 

今回紹介の生地は、「2023年秋冬」のコレクションの中から選んでいただいたもので、一般的には260g以上の重さになると秋冬シーズン用となり、表面がクリアーな素材で一年中着用している方を多く見かけますが、“天神山流”でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな“正統派スタイルの着こなし”では、日本特有の四季に合わせた着こなしを提案していて、例えば春先(3月半ば過ぎ)から4月末までは300g前後の、「サージ」「シャークスキン」「スパンカシミヤ」更には「ソラーロ」「カシコ」など、5月から盛夏シーズンは「フレスコ」「トロピカル」「アイリッシュリネン」、秋口(9月半ば過ぎ)から10月末まで「サージ」「サキソニー」、11月から年末まで「ウーステッド」「フランネル」「コーデュロイ」など、年明け1月から2月末まで「ツイード」「フランネル」「オッドベスト」を加え、シーズン毎やその日の天気や気分に合わせシャツやネクタイ、ポケットチーフ等々、幾通りものコーディネイトを楽しんでいただけたらと思っています。

 

 

 

<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>

2021年6月より弊店TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。

 

 

 

<店舗のご案内>

店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21 

電話番号:03-6228-7321 

FAX:03-5479-8077 

メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp

HP:http://www.tenjinyama.jp/

定休日:日曜日・月曜日・祝日

営業時間:10:00~18:00

※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。

 ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。

 

2月11日(日)、12日(月、祝)、18日(日)、19日(月)、23日(金、祝)、25日(日)、26日(月)、3月3日(日)、4日(月)、10日(日)、11日(月)、17日(日)、18日(月)、20(水、祝)、24日(日)、25日(月)、31日(日)、4月1日(月)(はお休みさせていただきます。

 

 

※最寄駅は京急青物横丁より徒歩2分、JR大井町より徒歩10分です。

京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、突き当りの左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物TENJINYAMA”到着

 JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を進み下りかけた、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 

※建物脇に駐車場もございます。

お車でのお越しは、横浜方面から第一京浜(国道15号線)の青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、細い道を直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 東京方面から第一京浜(国道15号線)の品川駅を越え蒲田方面に進み、山手通りを越えて信号1個目の「南品川4丁目」の交差点を右折、道なりに進み信号2個目の「南品川5丁目西」で左折、すぐの細い道を右折、道なりに250mほど進んだ左手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着