本書が発行されているのは2021年。
コロナ禍真っ只中のあたり?
どういう国にしたいのかというのは国民が決めることで当然
選挙結果によって決まるのだけど、私が変わってほしいと思
うことはかなりあります。
一番は大学までの教育費は無償でよいのではないかというこ
とです。
お金のために進学を諦めるというのはやはり理不尽です。
本書にデンマークの話がでてきますが、デンマークは医療も
教育も無償なんだそうです。
その代わり消費税(付加価値税)は25%だそう。
確かにこれだけみると今の10%でも高いと思っているのに
25%だなんて‥という感想を持ちますが、取材で街頭イン
タビューをしたとき誰1人高いと言わなかったとあります。
これは国、政治家に信頼があるからではないでしょうか。
もし、今の日本で教育も医療も無償にしますから消費税は2
5%にしますなんて言っても誰も信用しませんよね。
今の政治家を見ていたら。
個人的な意見ですが、年金は破綻はしないとは思いますが、
これまでもっと設計を上手に変えていくことはできたので
はないかと思っています。
家族単位ではなく個人単位の設計を考えるべきだったと思
うのです。
本書の旧厚生省が年金福祉還元事業として厚生年金会館な
どの箱ものをつくって、天下り先にしていた話もひどいと
思います。
もうこの頃から日本は少子高齢化になることは見えていた
はずですし、先を見据えていればこんな無駄遣いなどして
いなかった筈。
過去のいろんなことを見ていればこの国では消費税を上げ
て教育や医療を無償化するなんて夢のまた夢なんだと思っ
てしまう。★★★