どういう本がわからず手探り状態で読みました。
本書の主張として
①本当は誰もが人生を経営しているのにそれに気付く人が少
ない。
②誤った経営概念によって人生に不条理と不合理がもたらさ
れ続けている。
③誰もが本来の経営概念に立ち返らないと個人も社会も豊か
になれない。
のだそうです。
「貧乏は経営でできている」の章でそもそも大学に行くのは
何のためか、スマートフォンは何のために買うのか、自分は
何をしたいのか。いつでもこれらを自問自答することで思い
込みに起因する無駄遣いと優先順位付けの間違いから脱する
ことができるだろうとあります。
これその通りです。貧乏から脱出するのに有効手段は「優先
順位付け」だと思っています。人並みのものを持ちたい、や
りたい、映えを異常に気にする‥では貧乏を脱出することは
できません。
「歴史は経営でできている」の章。
仮に国民を重税で苦しめた挙句に財政健全化に成功するとし
て、そんな国を望む国民はいないだろう(中略)。結局そん
な国では当の官吏含め誰も幸せにならないとあります。
もう今月はなんだかんだ税金を払わされ憤り?を感じていま
す。固定資産税、消費税、国民健康保険税など。所得税、住
民税はもちろんどんだけ税金払わせられるんだろうと思いま
す。
こんだけ税金払って老後はちゃんと保障してあげますよとか
災害に遭っても国が面倒みますよというのなら払い甲斐もあ
るけど今の日本を見ているとそんな期待は抱けるわけもなく。
「このように、歴史を眺めてみると、国家や政権は本来の目
的を忘れるか、目的に対する手段が古くなるか、あるいはそ
の両方によって滅びていく」というのも納得。
今の与党を見ているとまさにドンピシャ。はあ、ため息。
★★