予想と希望を分割せよ | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

 

 経済評論家の山崎元さん、今年の1月1日に亡くなられまし

 た。

 山崎さんの本は何冊か読んでいます。

 スパッと言い切ってしまうところがいつもすごいなと思いな

 がら読ませていただいてました。

 山崎さんは食道がんだったそうですが、がん保険について不

 要とキッパリ言い切っています。

 私などは自分ががんに罹ったときにがん保険に加入していた

 ら100万円ぐらい出て楽だったのに‥と思ったクチです。

 まあ、山崎さんと私では持っているお金や資産が違うという

 のもあるのでしょうけど。

 あと、健保組合か国保かという違いも大きいですね。因みに

 山崎さんは健保組合だったので1ケ月あたり2万円を超えた

 部分を補填してもらえたそうです。

 これなら確かにがん保険は必要ないと言えそうですが、まあ

 某保険会社のCMを見ているといかにがん保険が儲かっている

 のかわかります。

 この本、てっきりお金の話、資産運用の話だと思っていたの

 ですが、お金の話ももちろん出てきますが、人生相談の本な

 のですね。

 深く共感したところがありまして、「経験には、それを最も

 楽しむことができる年齢や機会があり、そのときにお金を使

 うことは、人生を通じたお金の使い方の最適化につながる」。

 これなどは確かにと思うところです。

 がんも経験して、老後に足を突っ込んだ私にとってはとって

 もわかる話です。

 私の場合、貧乏育ち故10代の頃はお金のために諦めないと

 いけないことが多すぎました。

 そのとき諦めたことが未だに後悔として残っています。お金

 は使いたいときに使わなければ意味がない。このことを今、

 強く思っています。

 山崎さんのご冥福をお祈りいたします。★★