インビジブルレイン/誉田 哲也
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今回ご紹介するのは
「インビジブルレイン」
誉田哲也著
光文社刊です☆☆☆
刑事・姫川玲子シリーズの第4弾です。
9年前の女性殺害事件の犯人が
その女性の父親とされ、その父親は自殺しますが、
実は犯人ではなかったという疑いが浮上します。
そのことが明らかになると、警察は信用を失墜すると
いうことから、この事実をもみ消そうと
キャリア幹部は考え‥と話は続きます。
今回は、姫川がやくざと恋に落ちるという
展開も用意されるなど、なかなかのストーリー。
あんまり恋愛を前面に押し出した物語は好きではないのですが、
今回の姫川とやくざの牧田の恋愛の描き方は好きでした。
どちらも自立した女と男。
お互いのおなかの中を探りながらも、
惹かれあうものを感じる姫川と牧田。
牧田はなんだかとてもかっこよく、
生き方も一本筋が通っていて、姫川が惹かれていくのも
無理はないなと思いました。
この恋愛話と平行して、キャリアの保身の汚さは
ほんとに反吐が出そうなくらい(下品ですみません)
イヤでした。
最後に結局、みんな懲罰人事をくらうことになるのですが、
ラスト近くの和田一課長の言葉が救いです。
さて、姫川も違う部署に飛ばされ、姫川班は解体されて
しまったのですが、このシリーズはどうなって
しまうのでしょうか?
このシリーズ好きなので、まだまだ続いてほしいと
願っているのですが‥
いつもご覧いただきありがとうございます!(^^)!
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