貧乏入門 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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貧乏入門/小池 龍之介

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今回ご紹介するのは
「貧乏入門」
小池龍之介著
ディスカヴァー刊です☆☆



今回の著書、言いたいことはよくわかるし、
正論でごもっともと思ったのですが、
共感するかというとそこはあまり‥
というのが正直なところ。

小池さんの言われてる欲望の消費をやめ
(つまり浪費)、必要に応じて良質のものを
買い‥というスタンスは素晴らしい。

しかし、私が思ったのは、確かにムダなものを
買うのは我慢すればよい、けれど、欲望を抑える
以前に、今の日本のシステムってただ単に生きてる
だけでお金がかかるんです。

小池さんは、5万や7万あれば生きていけるし、
今の世の中それぐらい稼ぐことはむずかしいことではない
と書かれていますが、
家賃に光熱費、食費、交通費、雑費、国民年金、国民健康保険
など考えると、とても無理です。

小池さんは風呂なしのアパートに住まれてて、
行水してると書かれてますが、風呂なしの住居なら
銭湯に行かなければなりません。
銭湯って今、400円ぐらいしますか?
だったら1ヵ月で12000円ですよね。
もうこれだけでもって感じです。

現実的な話をすると、先日弁護士の人から聞いたのは、
破産するのにもお金がいるということ。

その破産するお金さえなくて、破産できず逃げ回って
いる人も多くいるそうです。

それと、死ぬのにもお金かかりますよね。
葬式は安くすますにしても。

そう考えると、小池さんの考えは甘いんじゃないかなと
思います。
と、いうか多分ほんとの貧乏を経験したことが
ないのではないかな。

私もお金が潤沢にあったら、それで幸せかと言われると
そうではないと思いますが(思いたい)、
ないよりはあった方がいい、
それはある程度のお金があることは、
安心感に繋がるからということは言えると思います。





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