今回ご紹介するのは
「考え抜く社員を増やせ!」
柴田昌治著
日本経済新聞出版社刊です☆☆☆
本書を読んで、ほんと痛いところを突いてくるなあという感想を持ちました。
本書の語っていることは「余裕のない仕事をやり続ける中で、考える力の弱体化が進んでいる」ということです。
いつも忙しい仕事を抱えていると、何より優先されるのは「効率」でしょう。
その「効率」を追求しようと思えば「何も考えずにただ『こなす、処理する、さばく』が当たり前になる」ということです。
私が痛いところを突かれてると感じたのはここです。
忙しいとどうしても「こなす」仕事になってしまうことが多いです。
そしてそのような「こなせばよい仕事」はやっているうちにスピードも上がっていきます。
そうなると変な自信がついてしまって、自分は仕事が出来るんだと錯覚してしまうのです。
本書に、こうした仕事のやり方をいくら繰り返しても「根本的な解決はできないし、そこから学ぶことはない」とあります。
そういう観点から考えると、自分は果たして考えながら仕事をしてきたのだろうか?と反省しきりな私なのです‥。
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