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ドイツ ~「クレイネス・フェスティバル」終了


ドイツのハノーバーで開催された
Kleines Fest im Großen Garten(クレイネス フェスティバル in グロッセル ガルテン)
合計16日間の全日程が終了。

フェスティバルのラスト2日間は、
残念ながら天候に恵まれませんでした。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハノーファー 雨

ハノーヴァーの街がある北ドイツは南ドイツと比べ雨も少なく
降っても比較的すぐ止むことが多いのですが、
ラスト2日間の空は雷・大雨・強風で至れり尽くせり。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハノーファー 雨

案の定 雨自体はすぐ止み
ショー開始の時間には小雨になっていましたが、
地面はぐちゃぐちゃ。

最終日前日は ほぼ全てのイベントが中止になりました。
主催者のハラルド氏も申し訳なさそうに挨拶。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハラルド( Harrald )

出演者達も残念そうな面持ちです。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハノーバー 出演者

最終日はフェスティバル開始直後に雨が止み、
湿気と闘いながらもショーが出来たのがせめてもの救いでしたが、
「浮いてるおっさん」 は、雨でも安定の空中滞在。

photo:07


このフェスティバルで僕が演じたのは和風アクト「雷神」ではなく
いつもの洋風(?)バージョンでのパフォーマンス。
実は、ヨーロッパで「雷神」「疾風」以外のショーを演じるのは、
今回が初めてでした。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハノーヴァー

演技内容はヨーロッパ向けに少し改良、
更に現地の湿気・風の強さ・太陽の向きにより大幅に変更という
組み立てては崩し の繰り返しでしたが、

この状況での最高のパフォーマンスが見せられるよう
全力を尽くしました。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハノーファー フロリッシュ


天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハノーファー フロリッシュ
「森をバックに棒を操るロングベストを着たアジア人」
地元紙で そうストレートに紹介された翌週は 開始前から大勢の方が客席に。

初めてヨーロッパで身に着けた銀ベスト(を着たアジア人)は
ドイツの人々の目にどう映ったのでしょう。


何はともあれ、
観に来てくれた全てのお客さんに感謝。
Danke schön Hannover !


ドイツ ~ポールポンセ


「大きな公演での小さなお祭り」を意味する「Kleines Festival im Großen Garten」ですが、
巨大な国立公園で開催されているその祭りは決して小さくはなく、
パフォーマーの数は合計50組を超え合計人数100名以上。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ハノーファー 集合写真

これだけ多くのサーカスアーティストを集めると
演技のジャンル等にある程度の偏りが出てきそうなものですが、
今回のフェスティバルでジャグリングをメインに扱う「ジャグラー」は
僕を含めてたったの2組。

もう1組はアルゼンチンからの出演している
「ポール・ポンセ(Paul Ponce)」

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ポールポンセ

クラブ・帽子・ピンポン玉を操るラテン系ジャグラーです

なんばグランド花月やTV番組、ホテルなどのショーで、
来日回数も10回を超えるポールポンセ。


10年以上前の映像でしか観た事が無かったのですが、
未だバリバリ現役でした。

photo:03

40代 と意外に若かったことにも驚きましたが、
もはや「歴史上の人物」と認識していた彼の芸を
生で観れて本当に良かったです。

ドイツ ~リアンドレ・リベラ


天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-ipodfile.jpg

2011年の11月から2012年1月中旬にかけての2か月程、
スペインのマドリッドで公演していた「QUIERES CIRCO?」に出演させて頂きましたが、

このステージで案内役を演じていたのが、クラウンのLeandre Ribera (リアンドレ・リベラ)
彼もまた このクレイネスフェスティバルに出演しています。

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-Leandre

大道芸ワールドカップin静岡にも、去年を含め3回程出演しているので、
(パンフレットでは「レアンドレ」と表記)
日本で観た事のある方も少なくないはず。


スペインのシアター「Theatro Price(テアトロ・プリセ)」でも独特な空気を作り出していましたが、
その存在感は どこにいても強烈な印象を残してくれる
僕の一番好きなクラウンです。

photo:06


ドイツ ~トランポリンジャグラー

玉乗り、一輪車、梯子の上、筒の上でバランスを取りながら など、

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-Kei 一輪車ジャグリング

色々なものと同時進行で演じられることが多いのも「ジャグリング」の特徴ですが、

現在ハノーバーで共演しているチーム「Cirqu`ation Locale」は、
トランポリンの上でアクロバットしながらクラブを操る5人組。
「跳んでジャグれるお兄さん」達です。

photo:01

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-Cirqu`lation Locale


5人のうち3人は元ジャグラーのアクロバットパフォーマー
残り2人は、このパフォーマンスの為 数年前にジャグリングの練習を開始したそうです。

photo:02

写真左、フィンランド人のToivo(トイヴォ)は
2010年のヨーロピアン・ジャグリング・コンベンション in フィンランドでも会っていました。

以前から映像では観た事のあるチームだったのですが、
詳しいメンバーまでは知らなかったので「君だったのか!」という驚きの再会。

去年の大道芸ワールドカップでも
シルバー賞を獲ったアクロバットアーティストの1人が
実は5年ぶりに会うアルゼンチンの友人
ジャグラー「マルコ・パオテッティ」だったりと、

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-チリー&フライ

予想外の進化を遂げた友人との
意外な再会があるのがも、フェスティバルの面白いところです。

ドイツ ~ラスト5日間

ハノーヴァークレイネスフェス
(Hannover Kleines Fest)

2週目が無事終わり 今日から3週目に突入です。

2日前のオフ日、
フェスティバル終了まで5日間を残し、一足先に打ち上げがありました。

日本の「打ち上げ」とは全く違う立食でのパーティ。
フェスティバルの会場でもある「グロッセルガルテン」敷地内にあるレストランで、
主催者ハラルドのスピーチから始まりました。

photo:03

「浮いてるおっさん」を演じるMattacchioni Volantiの2人。

photo:02

天平ブログ   ~ジャグラーTempeiの オフィシャルブログ~-浮いてるおっさん

このフェスティバルのスケジュールの関係上、
半分近くのパフォーマーは時間がかぶっていてお互いの芸を見ることができません。
その為 このパーティで始めて会話をしたパフォーマーも。

普段の活動場所もバラバラなので、
ヨーロッパのサーカス事情等、色々と楽しい話ができました。


今回出演しているジャグリングパフォーマー
Cirqu`lation Localeのメンバーと
Paul Ponce(ポールポンセ)と一緒に1枚。

photo:01

残り5日間。
最高の状態でのパフォーマンスを
お客様に届けられるよう 頑張ります!